ART 2022.09.29

独特な金属質のテクスチャーを持った作品を制作する陶芸家、橋本知成の個展がparcelで開催

Tomonari Hashimoto, photo by Gentoku Katakura
EYESCREAM編集部
EYESCREAM編集部

独特な金属質のテクスチャーを持った重厚感のある陶芸作品を制作し、国内外で発表する陶芸家、橋本知成の個展が馬喰町parcelにおいて10月1日より開催される。

橋本は1990年、和歌山生まれ。陶芸という枠に収まらず、特徴のある金属質な表情を持った作品群を発表している。本展では、四角柱の陶器作品やモルタルを組み合わせた大型作品を中心に展示。ソリッドで重厚感のあるキューブは、重力から放たれたのか、どこか別の場所から長い年月を飛び越してここに置かれているのか、何かの意味を持って作られた碑のような印象と同時に、素材の対比と組み合わせによって生み出される違和感と軽やかな浮遊感を持ちあせたものになっている。

Tomonari Hashimoto, photo by Gentoku Katakura


Tomonari Hashimoto, photo by Gentoku Katakura


Tomonari Hashimoto, photo by Gentoku Katakura

以下、作家ステートメントだ。

幼いころ夢中だった折り紙やプラモデルに寺社仏閣。彫刻家の父が作る等身の石膏像やブロンズ像を日々目にしてきました。家の窓から見える庭の草木や、その奥に広がる山々、車窓からの移りゆくランドスケープを見ることが好きでした。こういった幼少期からの経験が制作の背景にあります。
仕事に対する姿勢として、個人的な考えや思いとの距離感を意識しながら、それでも残る作家の熱量が感じられるものを作りたいと思っています。数字では計算できない揺らぎ、ものの佇まいや存在を取り巻く環境を大切にしています。
——橋本 知成

INFORMATION

橋本 知成 |Tomonari Hashimoto
solo exhibition

会期:2022年10月1日(土) – 10月30日(日)14:00 – 19:00
会場:parcel(東京都中央区東日本橋2-2-14 まるかビル2F)
※月・火休廊

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