アーティスト・添田奈那のためだけのギャラリー。Gallery 〇〇(ほにゃらら)がGASBON METABOLISM内にオープン

山梨県北杜市の複合アート施設、GASBON METABOLISM内に、Gallery 〇〇(ほにゃらら)がオープン。11月9日にオープニングイベントが開催される。

〇〇は、東京で活動するアーティストの添田奈那と、半蔵門ANAGRAや馬喰町BAF Studioをはじめ、現在は西荻窪で予約制の鑑賞室HAITSUを運営する細野晃太朗との共同運営のギャラリー。添田という1人の作家にフォーカスし、彼女の作品のみを展示し続ける、いわば添田のためだけのギャラリーとなる。



以下、リリース際してのギャラリーからのコメントだ。

〇〇では作家、もしくはディレクターが店の番を張ります。通常のギャラリーに比べ、極端にオープン日が少ないかもしれませんが、〇〇ではきてくれた方とコミュニケーションを取ること、そして作品や作家について丁寧に伝えることを心がけています。私たちはこれらが鑑賞体験を促すために必要な要素と考えています。〇〇には既に展示したことのある作品、あたらしい作品、Tシャツや作品集などのプロダクト、映像作品や立体作品、さらに習作なども混在させ、同列に展示されます。『~展』として切り取られたその瞬間の作品だけではなく、今まで、現在、これから、と作家の人生そのものをアーカイブし、更新し続けることを目的としています。〇〇はギャラリーでありプロジェクトです。ギャラリーを運営し、展示をつくり、訪れる方々と対話をする。この全てが変化し続けるひとつの作品であると考えています。

INFORMATION

Gallery 〇〇/ギャラリーほにゃらら

所在地:GASBON METABOLISM 内 1F(山梨県北杜市明野町浅尾新田12)
OPEN:金曜~月曜 11:00~17:00 *月に一度、4日間のオープン *毎月のオープン日はウェブサイト、各種SNSで発信

*OPENING EVENT:11/9(土)12:00 – 19:00(先着でお土産プレゼント)

https://www.pingpaling.com/gallery-honyarara
https://www.instagram.com/gallery_honyarara/

ARTIST
添田 奈那 | NANA SOEDA
instagram : @wei_wawa
東京でアニメーション学びその後英国の名門美術大学でペインティングを学んだ添田が描くどことなく不穏な空気を感じるユーモアあふれるキャラクターは、現代社会で心身を疲弊してい る人類の怒りや悲しみを代弁し、時に共に涙し、時に癒しを与えてくれる存在です。 大量のデッサンの中からモチーフを決め、あくまでも感情的に描かれるペインティングからは彼女自身のパワーをありありと感じることできます。ストレートにネガティブな感情を表現するので はなく日頃慣れ親しんだキャラクター的ビジュアルを経由することで愛らしいペインティングやアニメーションに変貌します。
アジアにあるおもちゃや看板から影響を受け「チープ」らしさを愛おしく感じる心や、社会の無分別な側面に対する憤りや悲しみをさまざまなかたちで表現しています。

DIRECTOR
細野 晃太朗 | KOTARO HOSONO
instagram : @dada_kotaro
1986年東京都生まれ。アートスペース「HAITSU」ディレクター。
2013年にアートとファッション、音楽が交わるスペース「ANAGRA」を立ち上げ、2016年まで企画・運営を務める。
その後、内装業・空間装飾のディレクターを経てギャラリー運営に努めるも、ギャラリー機能に自身とのずれや違和感を覚え、かつての展示のあり方を取り戻すため、西荻窪で予約制住所非公開の鑑賞室「HAITSU」をスタート。今、作家がすべき展示を共に考え動詞としての展示をつくっています。また、展覧会の企画を軸に、宿泊施設や店舗内装のディレクションや家具や什器などの制作、アートスペースやイベントのプロデュースなど活動は多岐にわたります。