2009年の解散から15年が経ち、待望の再結成が決まったイギリスの大人気バンドオアシスの記録写真とコラージュアートで彼らの足跡を追う企画展「Oasis Origin + Reconstruction」が神保町 NewGalleryで開催中だ。
同展は、フォトグラファーのジル・ファーマノフスキーが1994年から2009年にかけてオアシスを撮影したドキュメンタリー写真と、コラージュアーティストの河村康輔が写真、ロゴ、アルバムジャケットを大胆に再構築したコラージュ作品で構成されている。
今回、ポール・マッカートニーやボブ・ディラン、イギー・ポップなど数々の著名アーティストを撮影してきたジルが、オアシスのメジャーデビューから解散までの15年を記録してきたドキュメンタリー写真は、ジルの最高傑作と位置付けられており、彼女がファインダーに収めたオアシスの多彩な表情を数多くセレクト。
また、高校時代にオアシスに熱中した河村康輔が「(公式ロゴや写真を)触っていられるだけでも嬉しいが、今回は自身の作家性に引きつけるよう心がけた」と語る彼の代表的手法であるコラージュ作品にも注目が集まる。
そして、両作家のコラボレーションとして制作されたのは、ノエルとリアムのギャラガー兄弟のポートレートを用いたコラージュ作品。兄弟の目が重なってふたりの顔がぼやりと浮かんでくる本作は、仲違いを繰り返しながらも鋭い才気を衝突させてきたバンドの像を立体的に示すような構図になっている。
さらに会場では、両作家が出演するここでしか見られないドキュメンタリー映像が上映。ジルとノエルが仲睦まじくバンドの過去を語る映像はファン必見だ。また、河村のスタジオにて制作の一端を覗くことのできる貴重な映像も見逃せない。ジルによる写真作品及び、河村康輔によるコラージュ作品・シルクスクリーン作品に加え、「Oasis Origin + Reconstruction」限定のOasis × Jill Furmanovsky × 河村康輔 オリジナルグッズも同展にて販売中。
ここでしか見られない、オアシスのこれまでとこれから。日英の作家が展開する、バンドの重厚な歴史 の重なり合いをご覧あれ。
INFORMATION
Jill Furmanovsky / 河村康輔
「 Oasis Origin + Reconstruction」
開催期間:2024年10月31日(木)- 2024年11月24日(日)
開館時間:12:00 – 20:00
会場:New Gallery
住所:東京都千代田区神田神保町1-28-1 mirio神保町 1階
URL:https://newgallery-tokyo.com/oasisoriginreconstruction
主催:New Gallery
オアシス日本公式サイト:https://www.sonymusic.co.jp/artist/Oasis/