ART 2020.04.03

キャンバスを回転させて描く現象。松下徹による個展が神宮前にて

EYESCREAM編集部
EYESCREAM編集部

アートコレクティブSIDE COREのディレクターとしても知られるアーティスト松下徹による個展「Long Circuit」が本日4月3日より開催される。

©︎Tohru Matsushita / photo by KABO

高須咲恵、西広太志とともにSIDE COREの企画に携わり、“路上における表現の拡張”をテーマとした展覧会を企画・開催してきた松下。
自身の絵画制作について“観測・収集する行為”としてとらえ、高電圧電流が残した焼け跡や振り子の軌道で描いた曲線、絵具のひび割れといったあらゆる現象やシステムが生み出す動きの痕跡をコラージュした作品などを手がけている。

本展では、キャンバスを回転させて描く絵画と、電気の放電を視覚化する2種類の作品シリーズが発表される。個人の探求とキュレーター目線の発見を落とし込んだ表現にも注目だ。

制作のプロセスには必ず反復があり、そこに『待つ』という時間が含まれている。ある意味、無題に思える時間を繰り返しながら、次はどうしようか、あれはどうしようかと直感的に考えている。その部分の時間の結果には『存在しない、想像上の作品』があり、いま目の前にある作品と対になっていると想像する。実際存在しないそれが視えてきたら面白いと思う
ー松下徹

[追記](2020年4月16日更新)
「東京都における緊急事態措置等」での休止要請を受けて、4月16日(木)から5月6日(水)までの期間は休廊となりました。5月に改めて状況を受けてアナウンスがあるとのこと。WEBやSNS(@islandjapan)などをご確認ください。

INFORMATION

松下徹 「Long Circuit」

開催:2020年4月3日(金) – 26日(日)、5月7日(木)- 17日(日)13:00 – 19:00
※4月9日(金)〜26日(日)はアポイントメント制となります。ご来廊につきましてはお手数ですが事前に電話(03-6874-3273)またはメール(info@islandjapan.com)にてご連絡いただけますよう、お願いいたします
休館・休廊日:月〜水
会場:HARUKAITO by island(渋谷区神宮前6-12-9 BLOCK HOUSE 2F)
※なお、今後の状況に応じて変更する場合がございます。
随時ホームページやSNS等でお知らせいたしますので、ご確認の上お出かけください。(状況により、適当な時期にご来場くださいますようお願いいたします)

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