ART 2020.07.15

京都在住のペインターLEVI PATAの展覧会。ペインティング時に発生する音と作品を同時に鑑賞する

EYESCREAM編集部
EYESCREAM編集部

ネイティブアメリカンをルーツに持つ京都在住のペインター、LEVI PATAの展覧会が7月18日より馬喰町BAF Studio Tokyoで開催される。

TAKAHIROMIYASHITATheSoloistの2019FWコレクションに作品を提供するなど注目を集めるLEVI PATA。本展ではLEVIの特徴のひとつでもある即興性のペイントにフォーカスを当て、展覧会開始の約1週間前からギャラリーで作品制作を行うという。さらに、このペインティング時に発生する音をガンマイクで採取。その音と、その音の発生源となった作品そのものを同時に鑑賞する、という構造となっており、「即興で描かれたペインティングはまるで“音楽”のようでもあり、その“音楽”を聴くことで彼が筆やマーカー、時には身体を駆使して描く作品の軌跡を追体験することができる」展覧会となる。

展覧会初日にはノイズ〜エレクトロニカ〜ヒップホップなグループ、MAMMOTHの岡崎絶太郎を迎え、ライブペイント時に発生する音をリアルタイムでエディットし、音楽へと昇華させる、という実験的なショーケースが行われるようだ。

​以下、作家によるステートメントだ。

京都に引っ越してきてからこの4年間、日本全国の様々な場所でライブペインティングのパフォーマンスをしてきた。絵を描く環境や、観客の人数、その日の自分のムードなど、毎回変わる要素はあるけれど、絵を引き出してくる場所はいつも変わらない。おそらく自粛生活が続いたこの数ヶ月の間に、自分の感情的な必要性を満たすために、一人でもライブペインティングの時と同じレベルのエネルギーで絵を描く方法を編み出したのだと思う。今世界で、特に僕の母国のアメリカでは、これから乗り超えないといけない課題が沢山ある。僕は絵を描いている時が一番自由だと感じる。だから他の人の自由が奪われるのを見ると、もっと自分に心から表現する力をつけたいと思う。僕が絵を引き出してくる場所には、政治も、死も、恐れもないから。大きくて、純粋で、クリエイティブなエネルギーのみが存在する。Raw Canvas(生のキャンバス)にRaw Heart(生の心)。それを皆さんにシェアできるよう願いを込めて♥
— リーバイ・パタ

INFORMATION

LEVI PATA SOLO ART SHOW “RAW♥”

会期:2020年7月18日(土) – 8月1日(土)13:00 – 20:00 ※日・月・祝は休廊
会場:BAF Studio Tokyo(東京都中央区日本橋横山町6-14 日本橋DMビル4F)

・ライブペイントパフォーマンス:7月18日(土)19:00 – 20:00
LEVI PATA w/岡崎絶太郎(MAMMOTH/苦笑biitu)

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