ART 2021.05.20

Otömikaによる静止画映画を題材にした展示が開催

EYESCREAM編集部
EYESCREAM編集部

実験的かつジャンルレスな音楽を生み出すアーティストのOtömika。彼女の3年ぶりとなる展示「LAST DAY」が渋谷のHAUS STUDIOにて、5月22日(金)より開催される。

写真家兼フィルムメーカーの石田晃大が撮り下ろした静止画やフィルム写真に、環境音や声などさまざまな“音”を乗せる事で、来場者自らが物語を想像し、それが映画になるという実験的な試みが行われる本展示。

ビジュアルデザインは月城芽衣が手掛け、製作や物語のクリエイティブディレクション、映画音楽、会場音楽をOtömikaが担当する。

また、会場では本展のために制作されたポスターなどとともに、フィルムネガから直接手作業で引き伸ばされた写真の展示販売も行われるとのこと。こちらは5月23日 (日) 12:00より、特設WEB SHOPでも数量限定で販売されるので、ぜひチェックを。

消費する側は考える隙さえ与えてもらえず
次から次へと沢山の情報が小さな脳に詰め込まれていきます。

見えない敵と闘い始めて1年と数ヶ月、私たちは作品に触れ合う多くの機会を失いました。

更にこの消費社会の中、私たちのデバイス上は日々目まぐるしくニュース、音楽、写真、映画と様々なデジタルコンテンツで溢れています。

そのような背景の中、『考え、想像するという感覚を忘れずに続けてほしい』という願いと祈りを込めて、静止画映画(Frozen movie)という方法で展示することにしました。静止画、フィルム写真に環境音や声、音をのせ描写する事により、来場者自らが物語を想像し映画になるという実験的な試みです。

突然やってきた “最期の日”
この物語は、ある女の子がこの世に残したいと思うものたちをフィルム写真に収めることを決意するところから始まります。小さなカメラ、パトローネの中に収められた彼女の写真たちが“LAST DAY”を語ります。

愛するものを愛するために。

もしも今日が最期の日ならばあなたは何を見て、何を感じ誰と過ごすか。
そして今日が最期でなくとも、あなたは何を大切にして生きていくのか。

私の“LAST DAY”は世界の“LAST DAY”
地球の“LAST DAY”は私の“LAST DAY”

どうか、考えること、想像することを続け

忘れないでください。

Otömika

INFORMATION

“LAST DAY” exhibition

2021.5.22-5.30
11:30 – 20:00 (Entrance Free with one drink order)
@HAUS STUDIO (東京都渋谷区神南1-2-5)
https://jinnan.house
Instagram_@yad_tsal
※特設WEB SHOPについてはインスタグラムをチェック。

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