「ディスプレイ派」の概念に基づいた企画展「ディスディスプレイ」が西麻布CALM & PUNK GALLERYで7月7日から7月25日まで開催される。
「ディスプレイ派」とは、主にポスト・インターネットアートの文脈において、液晶ディスプレイのイマージュや物質性を扱う美術作品、またそれらを制作する人を指すものとして用いられてきた概念。同展では、この「ディスプレイ派」の手つきをポスト・インターネットアート的文脈からではなく、展示空間内にイメージデータをインストールする者=インストーラーの存在をもって再検討していく。
作品を制作したのは、大西晃生、落合晴香、Dave Kabata、Dolphin Feeling、根岸桃子、布施琳太郎、八木幣二郎、山口梓沙の8名。展覧会企画と展示空間へのインストールは竹久直樹、米澤柊、しばしん、臼井達也らによって運営される「フィリオ社」というディスプレイインストール業社が行う。
また、同展に併せて冊子の刊行も予定。この冊子は、そもそもイメージデータが「それでしかない」状態とはどのようなことなのかを検討すべく、フィリオ社に加え、肥高茉実、柴田(パソコン音楽クラブ)、フィルマ(うしお鶏+西村梨緒葉)、cha-bowらの制作物がインストールされる。
INFORMATION
「ディスディスプレイ」
会期:2021年7月7日(水) – 7月25日(日)13:00 – 19:00
休廊:日〜火 ※最終日曜は開廊
会場:CALM & PUNK GALLERY(東京都港区西麻布 1-15-15)