[FUJI ROCK’23 体験記]
EYESCREAM編集部新人スタッフが行く
初めてのフジロック

[FUJI ROCK’23 体験記]
EYESCREAM編集部新人スタッフが行く
初めてのフジロック

去る7月28日(金)〜7月30日(日)の三日間、新潟県は苗場スキー場にて開催された日本最大級の野外ロックフェス・フジロック’23。コロナ禍による様々な制限もなくなり本来の賑わいを見せた本イベントに、EYESCREAM編集部より生涯フェス経験ゼロの新人スタッフ木村が参戦した。一ヶ月前から慣れない準備をしながらも、心から待ちに待った初フジロック!大きな期待とほんの少しの緊張の中、初めて味わう広大な会場の雰囲気を写真と共にお届けする。

[FUJI ROCK’23 体験記] EYESCREAM編集部新人スタッフが行く初めてのフジロック-準備編-

今回はレンタカーを借りて、スタッフ皆で早朝に出発。渋滞などに巻き込まれることなく、都心から思ったほど時間もかからずスムーズに会場へ到着。予め用意しておいた駐車場に車を停めて意気揚々と会場へと移動する。この日は気温35度オーバーとかなり暑かったので持ってきていた保冷グッズも忘れずにカバンへ。日焼け止めもしっかり塗って歩き始めると、入場ゲート前のYellow Cliffエリア飲食ブースや物販ブースはすでにもの凄い人だかりが。ついに!憧れのフジロックにやってきたのだと自然とテンションも高まった。

とりあえず乾いた喉を潤すために苗場食堂もあるOASISエリアにて早速乾杯!すでにライブが始まっているRED MARQEEからは迫力のある音が流れ、会場が人と熱気に溢れていた。

まずは初めての会場をじっくり探索。奥へ歩いていくとすぐにフジロック最大のステージGREEN STAGEが現れる。その大きさも音も想像を遥かに超え圧倒された。すでに最前列から椅子を広げている人たちで溢れ、次からはもっと朝早くから来てもいいかもなんて思いつつ、ここで観たいアーティストは夜なのでとりあえずは先に進むことに。

GREEN STAGEを抜けると本格的な山道がスタート。想像していたよりもアップダウンが激しい。また気温も上がりつづけ早々にバテ気味になってしまったので、ところ天国の脇にある川にてリフレッシュ(笑)。この日の足元のお供にはKEENのサンダルをチョイスしていたのでそのまま入水することができた。かなり冷たくて一気に体力も復活!フジロックならではの大自然を存分に味わうためにも機能性の高いアウトドアシューズやサンダルは必須だと実感。

一息涼んだところで、急にお腹が空いてきたので次は腹ごしらえ。飲食ブースがかなり充実していて何を食べようか迷いながらも進み、結局何を食べるか決められないまま会場一番奥のORANGE CAFÉまで移動。到着するとお昼時ということもありどこのお店も長蛇の列ができていた。来年からは優先的に飲食物やグッズを購入できるFUJI ROCK PLUSを事前に入手しておこう…と並んでいると、フジロック名物?とも言われる突然の大雨に見舞われ見事に洗礼を受けることに。本当にこんな急変するのかと、山ならではの天候に驚きつつ用意していたカッパを装着。周りのアドバイス通り雨具を持ってきておいて良かった〜。ちなみにお昼は悩んだ末にカツカレーをチョイスしました!

そんなこんなで気づけば、観たいライブの時間が迫ってきたので、急いでWHITE STAGEへと移動。到着するやいなやSTUTSのライブがスタート。新曲「ひとつのいのち」も聴くことができ、迫力あるサウンドと野外ならではの開放感で普段は味わえない感覚を体感することができた。大自然の中、一体感のあるこんなライブはやはり都心では味わえない。これがフジロックの醍醐味なのか。そしてお酒も進む進む(笑)。

Ⓒ Masanori Naruse

Ⓒ Masanori Naruse

Ⓒ Masanori Naruse

ここで夜からのライブに備えて、近隣のホテルにチェックインのため一旦退散。会場とホテルの間にはキャンプサイトが広がっていて専用の入浴施設や大浴場などもあり、思っていたよりもずっと設備が充実していた。次はキャンプ参戦もしてみたいものだ。
さてホテルで荷解きを済ませ再び会場へ。夜になり所々ライトアップされ始め昼間とはまたぐっと雰囲気が変わる会場では、一日目のヘッドライナーであるTHE STOROKESやNxWORRIESの圧巻のステージが繰り広げられ、来場者はこの日一番の盛り上がりを見せていた。一体、何万人いるんだ!という人の波が一つのステージに熱中する様子は音楽への愛に満ち溢れていてとても素敵な空間だった。もちろんヘッドライナーのライブ後もフジロックは終わらない。Yellow CliffやOasisでは一晩中音が響き続け、皆お酒を片手にひたすら踊り続けていた。

一日目は朝方まで会場で楽しんでいたにも関わらず、標高が高いからなのか不思議と疲れや二日酔いもなくスッキリと目覚めて二日目がスタート。今回は二日目で帰宅予定のためホテルでチェックアウトを済ませてからすぐさま会場へと急ごう。入場ゲート付近まで来ると、二日目から参戦の人も多かったのか前日にもましてすごい人だかり。早速二日目の乾杯!といきたいところだが、当然会場内も人が多く、OASIS付近のブースじゃすぐには買えそうにないので、前日行くことが出来なかったPYRAMID GARDENへと向かうことにしよう。到着すると広々とした空間では、子ども向けのワークショップなどが展開され和やかムードで盛り上がっていた。ヨガも開催されるエリアだけに空気も美味しいのでここで乾杯することに。とにかく、ここは会場装飾のクリエイティブも素晴らしく、束の間のまったり時間を過ごした。

さて乾杯を済ませたところでステージ方面に戻るとしよう。二日目ともなると会場の距離感や位置が掴めてきていたので、スムーズに移動することができるように。それでも観たいライブが重なっていてなおかつ離れたステージなんて時は小走り。体がもう一つあればなんて思いながら会場を行ったり来たり走り回りました。これも大型フェスならではか。この日も当然、全ステージ大きな盛り上がりを見せていて個人的にはGREEN STAGEの羊文学最高でした〜〜。

Ⓒ Taio Konishi

Ⓒ Taio Konishi

引き続き会場をグルグルと歩き回り、ラーメンに苗場食堂名物とろろ飯、イカ焼きにビールてな具合に食べ歩きを楽しみながら過ごしているとあっと言う間に日が沈みはじめる。ここで一つ問題が…。現在18時、帰宅を何時にするか問題である。都内までそんなに遠くないと言えど、今から帰ってもまあいい時間。予定ではここらで退散かななんて思っていたけど、この後には復帰後観てみたかったELLEGARDENやUA、何よりヘッドライナーのFOO FIGHTERSにLOUIS COLEのライブが控えている。せっかく来たにも関わらずここで帰るなんて…。ということで諦められず予定を変更して夜走りが決定!ここまで来たら次の日のことは置いといてフジロックを存分に楽しもう。
そうして無事に観ることのできたアーティストたちのステージングはまさに圧巻。特にFOO FIGHTERSの時はGREEN STAGE一面が異様な盛り上がりで包まれていて、そこら中で人が歌う、踊る、走る。これまで味わったことのない、自分史上最高のエンターテインメントを体感することができた。

GREEN STAGEが二日目の終幕を迎える頃には、時計の針もてっぺん目前。さすがにもうそろそろ帰らなければ…と朝に向けて盛り上がり始めるOASIS、Yellow Cliffを横目に名残り惜しくも帰路についた。来年は三日間、必ず予定を空けておこう。そしてフジロックをまだ体験したことのない人達にとって、この記事が少しでも参考になればこれ幸い。

SNAP

INFORMATION

フジロック’23

https://www.fujirockfestival.com

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