#02 八風吹不動天辺月​ by 書道家 万美

ここで言うパンチラインとは、
禅の教えをキャッチーにした、禅語とよばれる言葉です。
この禅語、たっくさんのジャンルがあり、
それらをまとめた「禅語集」という本も書店でちらほら見かけます。
私はこの本を「パンチライン集」と呼んでいます。

毎月、このパンチライン集の中から
書道家 万美がブチ上がった言葉をフックアップ!
この言葉たちの中に、日々の生活の
「案とヒント」が隠されているかも?

今月選んだパンチラインは、八風吹不動天辺月
見たことある漢字が8つ!

早速意味を分解しましょう。

八風吹不動天辺月

読み方は
はっぷう ふけども どうじず てんぺんの つき

人生には様々な風が吹く。
嬉しい風、寂しい風、楽しい風、悔しさの風…
そんな、様々な風が吹こうとも
天辺の月はいつも美しく輝いている。

あの月のように、自分自身も流されることなく
凛と、立っていよう。

そんなパンチラインです。

この言葉に、あの人のラップが脳内再生されるのは私だけでしょうか。

クールな風が吹く
ホットな風が吹く
不思議な風が吹く

ここからそこエリア、らからエリア!

MACCHO
『宇宙でオレは、オレだけだしな!』

いろんな風が吹いて、様々な感情に浮き沈みしても、
あの天辺の月のように、自分は常にここにいる。

私は国内外、様々な土地で書道をさせていただくのですが
夜になると必ず月の明かりを探します。
疲れた体に光が染み入るのと同時に
日本でも、世界中でも、この月の美しさに癒される命があるんだナァと
しみじみしながらその日の余韻に酔うのが好きです。

『そこからここエリア、からエリア』
にCoast to Coastしても
月は綺麗だし、自分は自分。

7つの敵!
とSOUL SCREAMは曲にしたけれど、
そのあと7つの味方も待ってる。

八風が吹いても
うまくバランスを取りながら、
天に輝くあの月のように、周りと幸せを分かち合えるよう
スッと佇んでいたいですね。

書道家 万美

パンチライン
#01 和敬清寂​
#02 八風吹不動天辺月​

PROFILE

書道家 万美 / Calligrapher MAMI

HIP HOPカルチャーのひとつ、グラフィティを書道と同じ視覚的言語芸術と捉えた“Calligraf2ity”を見出す。
個展やパフォーマンス、作品展示は日本をはじめ、アジア・ヨーロッパ・アメリカ・オーストラリア等でも発表している。

Calligraphy+Graffiti=Calligraf2ity(かりぐらふぃてぃ)とは…
2は、ひぃふぅみぃよぉ〜…と数える日本の文化。そして、書道(Calligraphy)とグラフィティ(Graffiti)の”2″つのカルチャーが融合した、次(2)世代の伝統。という意味を込めての “Calligraf2ity”。

official web : www.66mami66.com
instagram : @66mami66