CULTURE 2025.06.23

映画『わたのはらぞこ』が8月に公開、□□□の特別ライブも決定。中村佳穂、ヤーレンズ出井、いとうせいこうからのコメントも

EYESCREAM編集部

映画『わたのはらぞこ』が、8月1日から長野・上田映劇で、8月23日から東京・ポレポレ東中野で公開される。

『わたのはらぞこ』は、振付師/俳優の加藤紗希と俳優の豊島晴香からなる創作ユニット「点と」による2作目の長編映画。2人の前作『距ててて』はぴあフィルムフェスティバルPFFアワード2021で観客賞を受賞、海外の映画祭でも上映され、国際交流基金によって世界各国へ配信された。

『わたのはらぞこ』は、加藤と豊島による3年ぶりの新作。長野県上田市の人々や同地のさまざまな取り組みから刺激を受けて制作された映画で、撮影も上田市で行われた。音楽・音響デザインは□□□を主宰する音楽家の三浦康嗣が担当。三浦が映画音楽を担当するのは本作が初となる。また、8月2日の上田映劇での上映後には、三浦・加藤・豊島のトークと□□□のライブが開催され、ライブには加藤と豊島も出演する。

公開決定に合わせて、いとうせいこう、出井隼之介(ヤーレンズ)、中村佳穂からコメントが到着している。

『距ててて』を作り出したあの「点と」の二人が、三浦康嗣の音像と鳥や水のささやきと歌を得て、硬直した私たちの体を共振させ、こころを共鳴させる。
ーいとうせいこう(作家・クリエイター)

嫌な絵が1秒も無い、逆アウトレイジでした。
上田市に積もったやさしさを、そっと掘り出して見せてくれているかの様な、美しく親しみやすい映像。印象的な音と音楽。
不思議が段々ほどけてくる、やさしい物語。
ちょっと疲れてる全ての人に観てほしい映画です。
ー出井隼之介(ヤーレンズ/お笑い芸人)

最近は「よめる人」が増えてきた様に思う。
“理解ができない”言葉は上手く説明できなかった恥ずかしい事であるみたいなそんな風潮。

けど「よめない人」は今目線を上げた先の世界のそこかしこに意外といる。
その人達は、多くの人が気に留めていないなにかにそわそわして、不意に納得して喜び、何気ない行動の中で、怒ったり喜んだりしている。
言葉で言い切らない、日常に点在する隙間はある時にふと人生でリフレインしたりする。
そういう隙間がある人生が私はとても好き。
ー中村佳穂(音楽家)

息苦しさを感じる女性の回復過程を描く神田朱未の繊細な演技、個性派俳優たちによる演技のアンサンブル、おかしみとSF(すこし・ふしぎ)要素を交えた豊島の軽妙な脚本、新鮮な「音楽劇」に仕立て上げた三浦の音楽、そして自然豊かで歴史ある上田の街の開放的な風景。せっかくなら、上田映劇で観たいところだ。

INFORMATION

映画『わたのはらぞこ』

監督:加藤紗希
脚本:豊島晴香
出演:神田朱未/加藤紗希/豊島晴香/釜口恵太/本荘澪/湯川紋子/髙羽快
音楽・音響デザイン・作詞:三浦康嗣(□□□)
撮影:寺西涼
照明:西野正浩
録音:鈴木万里
スチール:髙羽快
宣伝美術:一野篤
宣伝協力:天野龍太郎/山本梨央/ウスバアミ
企画・製作:点と

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