from EYESCREAM NO.164
“ギルティー侍”こと玉城大志が体感した新しいメディアとは
INTERNET TV Kills – BROADCASTING STAR! “The Actor ”

Photography—Tammy Volpe Text—Mami Chino

from EYESCREAM NO.164
“ギルティー侍”こと玉城大志が体感した新しいメディアとは
INTERNET TV Kills – BROADCASTING STAR! “The Actor ”

Photography—Tammy Volpe Text—Mami Chino

2015年、Netflixが日本に上陸。『TERRACE HOUSE』は、日本のオリジナルコンテンツとして抜擢された。東京、そしてハワイ。本作は新たなシリーズを迎える度に、SNSの話題をかっさらい世界中のユーザーを席巻している。そんな話題作より、“ギルティー侍”の愛称でブレイクを果たした、俳優・玉城大志こそ、過熱するインターネットTV・カルチャーから誕生した主人公の一人と言えるだろう。氏の境地を聞くにつれ、見えてくる本当に面白いインターネットTVとは。

既存のメディアに代わる、新しい“何か”が誕生したのを体感しました。

ーアメリカでの俳優活動を続けた結果、本作出演のチャンスを手にしたわけですが、そもそも俳優としてのキャリアアップを考えている中で、台本のないリアリティー・ショーに出演したいと思ったのは、なぜですか?

「表現をしていく上で、恋愛を沢山することが必要なんだと先輩役者さんに言われました、それも本気の恋です。ちょうどその頃、本田健さんの『20 代にしておきたい17のこと』を読んでいたのですが、その中に“ 死ぬほどの恋” という項目もありまして。29 歳だったし、自分の表現力を養うために、全てを捧げる死ぬほどの恋に全力で挑戦しようと思ったのが本当の参加理由です。」

ーなるほど。

「俳優として注目していただけることと、本気の恋愛ができるということ、どちらも経験させて頂くことができたので、ありがたく思っています。」

ー男女6 人が一つ屋根の下で共同生活を送る様子をただ記録するというのがコンセプトですよね。その東京編から、Netflix がオリジナルコンテンツとして配信し、国内外の視聴者がハマる人気番組になりました。なぜここまで世界中がハマったのかを、考えたことはあります?

「リアルだからこそ感じることがあると思います。ドラマでも、感動するシーンって演者がリアルに演じた瞬間だったりするから。実は、ドラマよりもリアルライフの方がドラマチックなんじゃないかなって思いました。バックボーンがそれぞれ違った6人が集まって巻き起こる人間模様そのものが、化学反応のようで、面白いんでしょう。誰しもが経験するような、ごく普通の出来事なんですけどね。」

ーただ日常を写し出すという単純な仕組みだからこそ、リアルなやりとりに共感できる。筋書きがないという性質はドラマと対極にあるけど、それでも1話を重ねるごとに物語性を帯びて展開されているから、どんどん見入ってしまうんですよね。

「入居しながら常々思っていたのが、男女6人が同じ場所にいたら何かしら起こるんだなって。仲のいい友達とのルームシェアはよくありますが、こっちは見ず知らずの6人と、なので。そりゃ自分と真逆のタイプの人や、今まで会ったこともないようなタイプの人と一緒に過ごす大変さはありました。衝突もありましたが、新しく気づけたこと、得たものが多くありました。」

INTERVIEWの続きは、本誌4月号の特集ページをご覧ください。

PROFILE

Taishi Tamaki
玉城 大志

1987年生まれ、アメリカ・ロサンゼルス出身。俳優。Netflix大人気リアリティー・ショー
『TERRACEHOUSE ALOHA STATE』の第11話から出演を果たし、注目を集める。“死ぬほどの恋をする”が入居中の目標。その情熱的なキャラクターから、“ギルティー侍”の愛称で親しまれる。番組出演終了後は拠点を東京に移し、現在は、俳優活動中。

INFORMATION

TERRACE HOUSE

シェアハウスに同居する男女6人の青春模様を記録したリアリティー・ショー。これまで、湘南、東京、ハワイを舞台に制作され、現在は新シリーズ、軽井沢編『TERRACEHOUSE OPENING NEW DOORS』がNetflixにて先行配信中、フジテレビにて毎週月曜深夜に放送中。

©︎FUJI TELEVISION/EAST ENTERTAINMENT

http://www.terrace-house.jp/openingnewdoors/


POPULAR