今日はなに着てライブに行こうか。最近観た映画の登場人物の服装がツボだったから、部屋にある服でそれのオマージュしてみようかな。サイズ感や組み合わせや雰囲気を。とか考えるところから楽しい。音楽好きが集まる渋谷のライブハウスWWW / WWW X / WWWβを舞台にした月イチスナップ連載、第25回：Jerry Paper編です。

photo by Tetsuya Yamakawa

photo by Tetsuya Yamakawa

オープニングアクトには、今年１stアルバムも控えるガールズバンド、TAWINGSが登場。ポストパンク〜ニューウェイヴな質感とインディロック系譜のサイケデリアをハイブリッドさせながら、ときにイーブンキックのダビーな曲も挟みつつ進んでいく。

LA出身のマルチDIYアーティスト、ジェリー・ペイパーはスウィートで、モダンで、なんてロマンチックだろう。その音楽の真っ只中に彼自身が入り込み、なりきって踊る、漂う、跳ねる、歌う。この感じは多幸感？　いやそうじゃないな、かと言ってノスタルジーでもなく、現代を生き抜くしなやかな強さ。“ナードのいま”による、次世代ポップミュージックは痛快だ。

終演後、ファンひとりずつにサインと会話をするその姿もハッピーで真摯で、気持ちよすぎるナイスガイがそこにはいた。

photo by Tetsuya Yamakawa

MONTHLY QUESTIONS

Q1. 年齢
Q2. 職業
Q3. 今日のコーディネートのイチオシアイテム
Q4. 並んでも食べたいお店は？