［Report］MOUNTAIN FESTIVAL 2019
桃源郷で過ごした真夏の2日間

PhotographyーRei Otabe

［Report］MOUNTAIN FESTIVAL 2019
桃源郷で過ごした真夏の2日間

PhotographyーRei Otabe

THE NORTH FACEとSPACE SHOWER TVがタッグを組み、最高のアウトドア体験を提供するネイチャーフェスティバル、MOUNTAIN FESTIVAL 2019が、8月3日（土）・4日（日）の2日間に渡って今年も開催された。場所は長野県・野沢温泉村のスタカ湖キャンプ場。今年もさまざまなフェスを謳歌してきた我々だが、自らが演者となり、自然を、アウトドアを堪能する参加型のフェスである本イベントへの意気込みは、いつものそれとはひと味もふた味も違う。このなまりきった身体が、大自然に適応してくれるのか否か。

野沢温泉街から車でグルグル…… 眼下に広がる絶景を楽しみながらひたすら山道を登ること30分、青々と生い茂る樹々に囲まれた秘密基地に到着する。予めテントが張られているホスピタリティに感動しつつ、2日間のアドベンチャーがスタート。

アクティビティは全部で6種類。この中から最大3つの競技への参加が可能だ。我々は、スタンドアップパドルボート&ヨガ、ボルダリング、マウンテンバイクにチャレンジ。どれもなかなかに難しい。参加者の間には一緒に頑張ったことで、心地よいグルーヴが芽生えていた。

STAND UP PADDLEBOARDING & YOGA

BOULDERING

MOUNTAIN BIKING

汗の滴る身体を温泉でリフレッシュするとお待ちかね、D.A.N、BIM&VaVaによるライブパフォーマンスがスタート。オーディエンスで沸き立つなかで観るステージも最高だが、200名限定のこの場所で感じる音楽はまた特別。霧がかった夜空に、ドーム型の特設ステージから照明が漏れ広がる様は、なんとも幻想的でノスタルジーを感じた。そして、とにかくアーティストとの距離が近い！

D.A.N

BIM

VaVa

THE NORTH FACEが掲げる“サスティナビリティ”を体現したワークショップも、お楽しみの一つ。廃材を使用して作るスマートフォン用のスピーカー、ガソリンを一切使用せず、ミツロウや木屑のみで作る着火剤、THE NORTH FACEのシューズケースを再利用するカードケース。参加者はアクティビティの合間にこれらを体験し、想い出を形にしていた。

太陽と共に起床、湖の辺りやハンモックで朝食を食べ、思い切り身体を動かした後は、音楽を聴きながらチルアウト。最高としか言いようのないシチュエーションとコンテンツが、日常生活の中で蓄積した疲労を根底から取り払い、心も身体もすこぶる健康な状態に戻してくれた。なんて幸せな2日間! 残りわずかとなったべたつく暑さとの戦いも、この爽やかな日々を思い返して乗り切っていくとしよう。