［WWW PEOPLE］TAWINGSとLuby Sparksが鳴らす、ポストパンクとオルタナティブと、ロックなこと

今夜はなに着てライブハウスに遊びにいこうか。今日出るバンドのメンバーが前のライブのときに着ていた、NYのあのバンドの柄違いを前に古着屋で見つけてしまったからそれは着るとして、足元は最近ブーツが気分だからじゃあパンツは……とか考えるところから楽しい。音楽好きが集まる渋谷のライブハウスWWW / WWW X / WWWβを舞台にした月イチスナップ連載、第29回：Luby Sparks & TAWINGS編です。

Luby SparksとTAWINGSという、気心知れたバンド2組による共同企画となった「Dreamtopia」は、ゲストのjan and naomiからスタート。妖しく美しくフロアを満たすと、続くTAWINGSは彼女ら独特の音を奏でる。ポストパンクとサーフロックが交差したような、それでいてロウハウス方向のダンスミュージックの肌ざわりもあって、たまにきらめいたりしながらも、ラストの「水仙」まで中庸にダウナーに、そしてあくまでロックに、パンクに。いまの東京で、ありそうでない質感。いよいよリリースされる1stアルバム、その反響も含めて楽しみだ。

ライブの転換タイミングのNaohiro YamadaによるヴァイナルDJもグッとくる選曲で、それら音楽にゆらゆらしてるとLuby Sparks。激しくもクールに、オルタナティブなロックをかき鳴らす。その姿、その音に魅せられて、オーディエンスは引き込まれてゆく。アンコールは、この日の出演者たちがステージに揃って、ヴェルヴェット・アンダーグラウンドの名曲「サンデー・モーニング」をカバーしてフィニッシュ。ロックの持つ熱と、次なる潮流の可能性を垣間見る夜となった。

MONTHLY QUESTIONS

Q1. 年齢
Q2. 職業
Q3. 今日のコーディネートのイチオシアイテム
Q4. 帰宅後のルーティンは？