Paris et Tourbillon
vol.6
ヘアメイクやペインティング、撮影、衣装のデザインから製作まで幅広く表現活動を行うYoshimi Saito。自身が創りたいものを創るという“原点”に立つため、彼女は憧れの街パリへと渡った。本連載「Paris et Tourbillon」では、パリでの制作活動と彼女の心情を記録。第6回は、アルザス地方Strasbourgのノートルダム大聖堂でInstagramで出会ったモデルMarinaを写す。
ー Quand je fais des costumes ー 私が衣装を創るとき。
衣装を創るとき、頭の中ので浮かんだアイディアに沿った布や絵の具の色を揃え、ペイントから縫製まで合わせて2~5日で創り上げる。今回は、ちょっと変わった生地にペイントと瞬間接着剤で感覚的に張り合わせて創った。
私にとって衣装は視覚的感覚で創るものであり、写真を自分で撮るまでが作品だから、ディテールよりテンポの方が大事。何より一番自分が心から感動する為に、衣装作品を創っている。
最近はパリもCOVID-19の影響で、外出禁止令や生活必需の食料品店と薬局以外は営業を許されていない等制限のある生活を強いられている。そんな中でケーキ屋さんやパン屋さんも通常営業しているのは、ちょっとパリらしい。
少しずつ、世界の人々の健康が戻ることを願って。
Yoshimi Saito
2016年にヘアメイク専門学校を卒業後、紅白出場アーティストの衣装ペイントを手がける。独学でテキスタイル作りからパターン・縫製まで学び、舞台やテレビ・映画の衣装をはじめ、ペイントに特化した作品を製作している。
2019年より写真家としての活動を開始し、初の写真展「渦写展」を開催。現在はパリを拠点に活動中。
Instagram : @yoshimiman
Twitter : @YOSHIMIMAN_UZU