DAIRIKUが22SSのルックビジュアルを公開した。今シーズンは、映画『MYSTERY TRAIN』とデザイナー岡本自身の経験とリンクさせ、憧れから広がる価値観や体験を表現したコレクションとなっている。

ラインナップには、主人公・ジュンが着用しているシングルのテーラードジャケットや、デザイナー自身が旅路で着用していたモッズコートをベースにデザインされたアイテムを展開。ブランド初となるレディースアイテムとして、ハンドペイントを施したダブルライダースジャケットやデニムショートスカートなど、ヒロイン・ミツコの爛漫な性格を思い起こさせるアイテムも登場する。

列車に揺られるカップルの描写や、登場人物たちのスタイルを想起させるスタイリングが際立つイメージビジュアルはこちら。

以下、デザイナー岡本のメッセージだ。

『映画 “mid 90’s” を観て、カセットテープやVHSなどの懐かしいアナログな物、そして、それを再生するまでの動作に共感を覚えた。
映画を観て音楽を知って、それらに憧れてその場所に足を運んで、感じる。 それはまるで、映画 ”MYSTERY TRAIN” の日本人男女のジュンとミツコが、Elvis Aron PresleyやCarl Lee Perkinsたちに憧れて、横浜から聖地menphisにあるサン・スタジオに訪れたように。
僕もJames Deanに憧れて、映画 ”理由なき反抗” のロケ地であるグリフィス天文台を訪れた。その前にあるJames Deanの銅像をどうしても観たくて。
到着した時、映画のワンシーンに踏み込んだ気分になる。
銅像は想像してた物よりも小さくて、ギャップがあったけど、またそれもなんか良い。
映画を観て、音楽を聴き、国を知り、文化を知り、習慣を知り、人物を知り、そして、その場所へ旅をしたくなるような、そんなコレクションを僕は作りたい。』
― from Dairiku Okamoto