FASHION 2025.05.23

KANGOL×横尾忠則

EYESCREAM編集部

横尾忠則による『摺れ摺れ草』シリーズとKANGOLのコラボレーションが実現した。
伝統と実験精神を重ね合わせるようにして生まれた、2型の特別なアイテムが登場する。

『摺れ摺れ草』は、横尾氏が東洲斎写楽の役者絵に着想を得て制作した木版画作品シリーズ。タイトルに含まれる「摺れ(すれ)」とは、本来木版画の制作工程において避けられるべき“刷りのズレ”を意味しており、そこに吉田兼好の代表作『徒然草』の名を重ねて「摺れ摺れ草(すれすれくさ)」と命名されている。

2014年12月、東京文化会館にて上演された花柳壽輔の舞台に美術担当として参加した際、写楽の役者絵をもとに制作したスライドが披露され、そこから発展するかたちでこのシリーズは誕生。

ズレをあえて強調し、色彩にもあえて“不調和”を持ち込むことで生まれる画面構成。形式にとらわれることなく、常に枠組みを外し続けてきた横尾忠則の広い視野が、ここにもはっきりと刻まれている。

今回、この『摺れ摺れ草』のアートを、KANGOLが誇るジャカード編みで再構成。展開されるのは、ブランドを象徴する「CASUAL」型のハットと「504」型のハンチングの2型。それぞれに横尾氏のサイン刺繍が施された特別仕様だ。
ぜひチェックしてほしい。

TADANORI YOKOO TROPIC CASUAL \15,000 +tax

TADANORI YOKOO TROPIC 504 \13,000 +tax

INFORMATION

KANGOL×横尾忠則

発売日時:
2025 年 5 月 24 日(土)12:00

・カンゴールヘッドウェア渋谷店
・カンゴールオンラインストア https://kangol.jp/shop/default.aspx
・横尾忠則オンラインショップ https://www.tadanoriyokoo.jp/
・横尾忠則現代美術館(兵庫)
・東京都現代美術館
・世田谷美術館
・OVERRIDE 南堀江店 ( 大阪 )
・OVERRIDE/kaorinomori アミュプラザ博多(福岡)
・その他、一部取扱店舗

【横尾忠則 Tadanori Yokoo】
美術家。兵庫県生まれ。1972 年にニューヨーク近代美術館で個展。パリ、ヴェネツィア、サンパウロなど各国のビエンナーレに出品し世界的に活躍。 アムステルダムのステデリック美術館、パリのカルティエ財団現代美術館、東京都現代美術館、東京国立博物館など国内外の美術館で個展を開催。著書に小説『ぶるうらんど』(泉鏡花文学賞)、『言葉を離れる』(講談社エッセイ賞)、小説『原郷の森』ほか多数。 2012 年神戸に横尾忠則現代美術館、2013 年香川県に豊島横尾館開館。2011 年旭日小綬章、朝日賞、2015 年高松宮殿下記念世界文化賞、2023 年日本芸術院会員、文化功労者。

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