INFORMATION
FRED PERRY×THAMES
FRED PERRY SHOP TOKYO
住所: 東京都渋谷区神宮前5-9-6
Tel: 03-5778-4930
営業時間: 11:00 – 20:00
定休日: 不定休
Blondey McCoy(ブロンディ・マッコイ)はPalace Skateboardsの中でもアイコニックな人物。20歳強という若さでありながら、スケートにアート、ファッションと様々な分野で才能を発揮している。この度、ブロンディが来日したのはFRED PERRY×THAMESのコラボコレクション第二弾がリリースされたから。今回もコレクションではストリートスタイルと機能的なスポーツウェアがクロスオーバーしており、初となるウィメンズアイテムもリリースしている。このコラボプロジェクトについて、ブロンディ自身の創造性について話しを聞く。
ーEYESCREAM3月号はPalace Skateboardsが表紙だったんですよ。
ブロンディ・マッコイ(以下、ブロンディ):マジで? 知らなかった、ナイスだね!
ーコラボコレクションのキーワードに「彼と彼女の夏のひととき」というセンテンスがあるけど、このインスピレーション源は?
ブロンディ:イングランドの学校にある制服がベースなんだ。例えばクリケットジャンパーだとか、規則として着なくちゃいけない服ってあるでしょ? それにピンバッチをつけたり、自分なりのカスタムを入れてカッコよく個性を出すっていう文化があるんだけど、それが今回のコラボコレクションを製作する際の着想源になっている。つまり、決まったアイテムの中で、どれだけ遊べるかっていうのがポイントだったね。モチーフになっているのはフレッドペリー定番アーカイブなんだけど、そこでテムズらしさを出すためにシンプルな表現を追求したんだ。
ーブロンディ自身もコレクションビジュアルに登場していますね。
ブロンディ:そうだね。このビジュアルでは、モデルに着せこむよりもリアルな雰囲気を出したくて、オレの友達と一緒に、ウェールズの方に出かけて撮影したんだよ。皆でハングアウトしながらね。
ーコレクションの一部では90年代の夏のストリートウエアを再現したと聞いているけど、ブロンディにとって90年代はどんな時代だと捉えている?
ブロンディ:90’sはオレにとっても重要な時期だったと思っているよ。その当時、ブリティッシュミュージックはすごく興隆を極めていたし、マンチェスターのような小さい街からも、様々なクリエイションが世界に発信されていた時期だよね。オレ自身は幼かったけど、その当時のカルチャーは自分にも影響を与えていると思う。90’sのカルチャーを振り返るのは、今も多くのクリエイターがやっていることだ。一旦、立ち戻って過去に生まれたものを再構築している流れが、今の時代にあるけど、それは今回のコラボレーションにも共通していることかもしれないね。
ー90年代のものとしてブロンディが連想されるブランドは?
ブロンディ:そうだね…たくさんあるよ。90年代はスポーツウェアがストリートでファッションとして根付いた時期だから、アディダスやフィラ、カッパだとか、そういうポップカルチャーとリンクしたブランドがパッと思い浮かぶな。
ーテムズのプロダクトも、そういった90’sカルチャーや当時のスポーツブランドに影響を受けている?
ブロンディ:どっちかと言うとパレスのプロダクトがそうかな。テムズはよりクラシックな方向性を向いているんだ。例えば50’sの服だとか。トラッドなものをベースにしているよ。今回の制服モチーフみたいにね。とは言っても、テムズに関しては何か特定な時代やカルチャーがベースにあるわけじゃないけどね。自分が着たいと思う服を作っているんだよ。
ーブロンディにとって服作りとは?
ブロンディ:服を作ることは、オレがやっている他の活動、つまりスケートボードとアートとは決定的に異なるよ。例えばパレスのTシャツにしてもそうだけど、数多くのプロダクトを一般層に向けて幅広く提案することができるだろ? それに今回のコラボに関しても同じことが言えるけど、ロングスパンのプロジェクトだからね。直感的なインスピレーションを活かせるスケートやアートと違うのはそこだね。
ー今、ブロンディが作りたい服ってどんなもの?
ブロンディ:ニットとかアウターをもっとやりたいな。最初はTシャツからスタートしたんだけど、フレッドペリーとコラボすることで、また違う観点から服作りを考えられるようになってきたからね。機能面も考慮して、より幅広く服を作っていきたいと思っている。
ーテムズやパレスのプロダクトは東京でも大人気だけど、これは想像していた?
ブロンディ:パレスに入ったときは、こんなに大規模なものになるとは想像してなかったよ。正直、オレがジョインしたときはパレスもそんなにTシャツが売れていたわけではなかったからね。でも、ブランドとして徐々に人気が高まり、今では色んなプロジェクトに誘われるから、そこをコントロールしていく大変さや面白さがある。パレスにしても、テムズにしても、自分がデザインした服を誰かが買って着てくれることは、オレにとっては本当にハッピーなことなんだ。
ーブロンディ自身の今後の活動について教えてくれる?
ブロンディ:今回、東京に来て思ったことは、今度は自分が作っているアートをもっと皆に知ってもらいたいということ。アート・エキシビジョンをやってみたいね。そのときはまた取材してよ!
FRED PERRY×THAMESのプロダクトがこちら。
スクールユニフォームを彷彿させるVネックセーター、テニスボンバージャケット、ストライプシャツなど。色使いも上品に仕上げられたアイテム群。ブロンディが友人と共に撮影したビジュアルも掲げられている。ここFRED PERRY SHOP TOKYOでは、現在も展開中なので、お店で手にとってみてはいかがだろう。
http://www.fredperry.jp/special/thames/
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