FASHION 2018.06.26

コスモ・パイクも参加、伝説のレゲエナイトへのオマージュNICHOLAS DALEY ʻSLYGOʼ SS19 Collection

EYESCREAM編集部
EYESCREAM編集部

British Fashion CouncilによるNEWGENプログラムのサポートのもと、イギリスのレゲエカルチャーに貢献したNicholas Daley(ニコラス・デイリー)の両親にオマージュを捧げるコレクションを発表。
ニコラスの実父Jeffery DaleyのDJとしての別名ʻSLYGOʼをコレクションテーマに冠し、両親が1978~1982年にかけてスコットランドとその近辺で主催していたクラブイベント“Reggae Klub”からインスピレーションを得てコレクションを制作したのだ。

1975年に結成したイギリスのレゲエバンド「ASWAD」、ジャマイカのルーツレゲエアーティスト「Hep-tones」「Misty」など数多くの才能あるミュージシャンが参加した“Reggae Klub”はスコットランドにおいて初めてのレゲエイベントで当時少数派だったコミュニティの憩いの場となっていた。そんな両親の経験やレガシーを反映させたコレクションでは、当時イベントで販売されていた“Reggae Klub”のロゴを配したプリントTシャツを再現。

アイテムのデザインにおいては前シーズンに続き、失われつつある歴史あるイギリス独自のクラフトや機屋に重きを置いた。ノーザンプトンのシューメーカー「Trickerʼs」や、シルク専門の機屋「Vanners」といった老舗とビスポークによるプロダクトを制作。コラボレーションとして「Christyʼs」とのアイコニックなベイカーボーイスタイルの帽子も再びラインナップする。

PHOTOGRAPHY: Iain Anderson
Styling: Stephen Mann
Casting: Nii Agency
Hair: Lee Machin
Make-Up: Amy Wright

イギリスのサブカルチャーがいかにして今日のポップカルチャーに影響を与えたかを掘り下げた、ニコラスはブランドを形成する上で音楽はデザインプロセスの一環だと語る。多くのミュージシャンと共にデザインを通じて音楽を再解釈する作業がコレクションを構築する上で重要なパートとなるのだ。

ʻSLYGOʼコレクションではDJ/フィルムメーカー / Radio 6のプレゼンターとして知られる「Don Letts」がサウンドアーティスト「Thali Lotus」によって組み上げられた「CAYA」サウンドシステムを通じて理念と共にビートを提供。
ライブの要素としてドラマーの「Yuseef Dayes」によってキュレーションされたスペシャルバンドには話題の「Cosmo Pyke」、ギタリスト「Mansur Brown」、「Simeon Jones」、「Rocco Palladino」、ピアニスト「Charlie Stacey」、パーカッショニスト「Yahael Camara Onono」、スポークンワードボーカル「Obongjayar」が参加。ホストにはミュージシャンでありブロードキャスターの「Nabihah Iqbal」を迎え、幾十もの要素をとりまとめ、SLYGO Reggae Klubの世界観を演出した。

このプレゼンテーションを通して、ニコラスは如何にして両親がマイノリティだった移民のためのコミュニティスペースを音楽の力と共に築き上げたかを表現。
五感で世界観を感じることができるよう、日本を代表するお香ブランド「Kuumba」に協力を求め、オリジナルブレンドの香りが会場内を包み込んだのだった。

その演奏の模様も以下、写真で確認してほしい。

“私たちは音楽への愛と、世界の人々、とりわけカリブ海やアフリカの人たちが幸せに集まることができる場所を作りたいという思いからReggae Klubをはじめました。
当時は他の音楽プロモーターがレゲエを敬遠していました。そのギャ ップを埋めて行く日々でした。
私たちは一部の人が親しみを感じ、この国の新たなオーディエンスが魅力を感じることが出来る音楽を鳴らし続けました。
この文化の交流こそが求めていたものです。
このクラブは音楽によって人類が一つになれるという私たちの信念そのものだったのです”
– Jeffery & Maureen Daley

INFORMATION

NICHOLAS DALEY
http://www.nicholasdaley.net/

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