FASHION 2017.09.08

日本各地で求められるP.A.M.その魅力。& POP UP STORE

EYESCREAM編集部
EYESCREAM編集部

ファッション感度の高い人々の話題を集め、先日のFACETASMとのコラボレーション“PAMTASM”も大盛況。パリを拠点に活動するオーストラリア発のブランド、P.A.M.(パム)が日本中で人気を集中させている。
その魅力はウェアに施されてるグラフィックに見る先鋭的な表現であったり、ビジュアルに見る絶対的にアートな雰囲気なのではないだろうか。ディレクションを手掛けるMisha Hollenbach(ミーシャ・ホレンバック)とShauna Toohey(ショーナ・トゥーヘイ)はアーティストとしても活動しており、世界中のストリートに多大な影響を与え、様々なアーティストやファッションレーベルとコラボレーション、グラフィックの提供を行っている。

17AW MEN’Sのコレクションテーマは“FROGLIFE”。
デザイナーの Misha が、人類は両生類から進化したことを示唆する理論を唱え た Dr Michel Odent(ドクター・ミシェル・オダンテ)の発想からインスピレーシ ョンを受け、カエルにフォーカス。 Frogtopian(フロッグ+ユートピア)の概念を元に、ピーターサザーランドによるカエルのグラフィックが全体に施されたアイテムのほか、私たちが人間に進化 する前、カエルの卵の中にいた頃の心地よさや安心感をイメージして作られた ジャケットやコーデュロイパンツ、”MUTURE(突然変異)”の文字が施されたア イテムなど、人類の進化という深いテーマの中にユーモアが加わった、P.A.M. ワールド全開のコレクションとなっている。

17AW LADY’Sのコレクションテーマは“MAGMA”。
今回のコレクションはカルチャー対自然にフォーカス。 1976 年に出版された File Magazineより引用した、 Culture(カルチャー) / see what you like(好きなものを見る) Nature(自然) / love what you see(見たものを愛す) というスローガンを元に、大自然の象徴である“MAGMA”をコレクションテー マに掲げている。 巨大な力と静けさが隣り合わせに存在する不安定さをイメージさせる MAGMA(火山)のグラフィックをあしらったアイテムや、 火山のドキュメンタリー映像を初めて撮影し、1991 年に日本の雲仙山の火砕流 により、ビデオカメラを手に亡くなったフランスの火山学者、Katia(カティア) と Maurice Krafft(マウリス クラフト)夫婦への敬意を表して製作された”VIDEO” のグラフィックアイテム、スローガンにもある“(See)見る”というワードを連想させる猫や人間の見開いた目のグラフィックなど、ストリートカルチャーを彷彿とさせるP.A.M.のアイテムに自然への敬意を込めたコレクションとなってい る。

このP.A.M.のポップアップストアが仙台のREVOLUTION LES COUREURSのGALLERYスペース開催される。期間は9月9日(土)〜18日(月)まで。上記のP.A.M. 17AWアイテム並びに、FACETASMとのコラボレーション企画、PAMTASMのカプセルコレクションも展開予定だ。日本各地で旋風を巻き起こすP.A.M.。この熱はこれからも加速するだろう。

INFORMATION

P.A.M. ポップアップストア

日程_2017年9月9日(土)~2017年9月18日(月)
場所_Gallery 宮城県仙台市青葉区中央2-8-261F
tel_022-721-6121

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