“サスティナビリティ”について叫ばれる昨今、adidasはニューヨークにて100％リサイクル可能なランニングシューズ、FUTURECRAFT.LOOPを発表した。

LOOP CREATION PROCESSという新技術を用いた同商品。返却された製品は分解され、新しいランニングシューズに生まれ変わる、完全に再生可能なフットウェアだ。

同社のサステナビリティ戦略の取り組みとして、過去には海洋プラスチック廃棄物や違法な深海刺し網から回収された糸とフィラメントで作られたアッパーを持つ、世界初のランニングシューズを発表。

また2019年末までに、浜辺、離島や沿岸地域にてプラスチック廃棄物を回収し、PARLEY OCEAN PLASTIC™素材を使用した製品を1100万足製造予定。

更に2024年までに、全ての製品に100％リサイクルされたポリエステルを採用することを公約しており、FUTURECRAFT.LOOPはその取り組みを更に加速させるものとなっている。

2021年春夏の一般発売に向け、第一世代モデルは現在、世界的ベータ版プログラムとして展開中。

プラスチック廃棄物を完全に再生可能なフットウェアとして循環させる事をファーストステップに、最終的には”ゴミ”の概念自体すらもなくす事を目指す、同社の取り組みから今後も目が離せない。