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時代のムーブを作るアーティストはいつだって、新しいトレンドを生みだすもの。今回EYESCREAMがフォーカスするのは、1990年代のニューヨークで音楽シーンから愛され、一世を風靡したFIRST DOWN。昨年FREAK’S STOREとの別注を皮切りに復刻を果たすや否や、ユースを中心に話題を集め、またたく間に時代を象徴するアイテムとなった。
My FIRST DOWNと題した本企画ではシーンを問わず、“アクティブに活動する”3組のアーティストのMy Styleから、今のムーブを見つめていく。
vol.2 Saucy Dog
L to R:秋澤和貴(Ba)、石原慎也(Vo/Gt)、せとゆいか(Dr/Cho)
2013年に結成、2016年にMASH A&Rのオーディションにてグランプリを受賞した3ピースバンド、Saucy Dog。2019年10月リリースのミニ・アルバム『ブルーピリオド』を引っさげ開催された「いつだって今日がはじまりツアー」は全日程即日SOLD OUT、11月28日のZeep Tokyoにて大盛況のうちに幕を閉じた。来る2020年にはバンド初のホールツアー「はじめてのホールツアー」を控えるなど、まさに飛ぶ鳥を落とす勢い。柔らかいメロディーと素直な歌声でシーンを染めるSaucy Dogが、三者三様のFIRST DOWNに身を包む。
等身大の僕らだからこそ、温かいカラーが出せるのかな
ー今日はFIRST DOWNのカルチャーでもあるストリートなスタイリングでの撮影でしたが、皆さん普段はどんなスタイルがお好きですか?
石原慎也(以下:石原):普段も今日みたいなオーバーサイジングなゆるりとした感じが多いです。ゆいかが一番こだわり強いんじゃない?
せとゆいか(以下:せと):服を買うときは基本的に色とシルエットで選びます。ブランドはあまり気にしないかな。色で遊んだりするのも好きで、今日もFIRST DOWN×FREAK’S STOREのベージュを主役にワントーンでまとめつつ、シャツのチェックをアクセントにしています。
ーSaucy Dogのグッズは全てせとさんが手がけているんですよね?
せと:私も全体的にオーバーサイジングなスタイルが好きなので、シルエットには特にこだわっています。今回のツアーグッズのロンTはボディーから作りました。既存のものだと細身の男性には似合うけど、女性が着るとどうしてもパジャマっぽくなってしまって。
石原:ゆいかはSaucy Dogのファッション番長です。
ー普段はどの辺りで買い物していますか?
石原:高円寺、下北、原宿………古着屋を回る感じです。今年の5月くらいに早くもコートを買って。これも古着なんですが、裏地が地図柄で、外がレザーなんです。ファスナーのところが飛行機の形なのもまた可愛くて。いつから着だすかタイミングを伺っています。
秋澤和貴(以下、秋澤):僕はもっぱら先輩から貰った洋服を着ています。昔はパキッとキレイめなスタイリングが好きだったんですけど、最近はF-LAGSTUF-Fなどストリートな感じのアイテムを選ぶことが多いかな。なのでFIRST DOWNは気になっていたアイテムです。
せと:私毎月結構買っちゃうから、この冬はこれを買いました! みたいなのが逆に全然思いつかない………でも冬はおしゃれもしたいけど、寒さ対策に走りがち(笑)。
ーツアーで全国各地を回られていると思いますが、気になる古着屋などありました?
せと:去年のツアー中は行った先々で古着屋巡りをしていて。新潟に気になるお店がいくつかあったんですが、行ったタイミングが悪くて1店舗しか行けず……..リベンジしたいです。長野の松本も可愛いお店が多かった印象です。
石原:僕は福岡でのライブの空き時間に買い物しました。すごく気に入って買ったら「これ東京でもセレクトされてるんですよ」って(笑)。福岡はおしゃれな街でした。
ーファッションにもそれぞれの個性を落とし込んでいるSaucy Dogの皆さんですが、3人が思うバンドのカラーを教えてください。
石原:温かくてゆったりしている、みんながくつろげる場所だと思う。
秋澤:3人とも気取らず、等身大のまま。音楽にもそれぞれの個性をそのまま落としているから、自然体なバンドです。
ー2020年の3月から文字通り“はじめてのホールツアー”が開催されますね。
せと:ホールツアーに対して今までと少し意識は違っています。規模感が変わるから頑張らなきゃって言うよりも、逆にのびのびやれる気がして。プラスの意味で自分たちに期待しています。
石原:僕らサウンド的にもホールがあうバンドだと思うので、いいライブができるんじゃないかなと思います。
ー“アクティブに活動する人に着て欲しい”との願いが込められて誕生したFIRST DOWNですが、着々と活動の幅を広げるSaucy Dogの目指す先を教えてください。
石原:意固地にならず、いろんなところに露出していきたい。今日みたいにファッションブランドとの取り組みにも、もっと積極的に参加していきたいなと思います。バンドとして目指すところとしては、武道館ですね。
せと:やってみたいことを“やってみたい”で終わらせたくない。現実にしていく行動力を持って、次へ次へと繋げていきたいですね。
石原:一個一個のチャンスを見逃さず、しっかりと掴んでいきます。
石原慎也
ダウン¥31,800/FIRSTDOWN×FREAK’S STORE 別注パネルショートダウン、パーカー¥15,800/Los Angeles Apparel Limited Edition、パンツ¥4,900/FREAK’S STORE、その他スタイリスト私物
秋澤和貴
フリース¥11,000/FIRSTDOWN×FREAK’S STORE 別注ボアフリースブルゾン、プルオーバー¥12,000/Vincent et mireille、パンツ¥4,900/FREAK’S STORE、その他スタイリスト私物
せとゆいか
ダウン¥35,800/FIRSTDOWN×FREAK’S STORE 別注ファー付パネルショートダウン、シャツ¥11,800/PENDLETON×FREAK’S STORE、パンツ¥4,900/FREAK’S STORE、シューズ¥19,000/Dr.Martens
問い合わせ:フリークス ストア渋谷 03-6415-7728