popcorn-talkie
by shun komiyama
[movie quotes] #6 さらば青春の光 -1979-
starring 日南響子
ステフ、人生に分かれ道があるならば、それは光を見つめるか、足元を見るかの選択だと僕は思うんだ。僕たちが歩いている道はあまりにも先細い綱渡りだから、見上げてなんかいたら危なくって仕方ない。進む度、遥か頭上からの青い光に目を向けることは現実味を失ってゆく。だけどステフ、時々思い出して欲しいんだ。君がサヨナラを告げた、あの頃のジミーの様な眩い光は常にあるってこと。蹲った布団の中でも、満員電車の中でも、疲れ果てた帰り道でも、だよ。安心できたらまた目を向けておくれ。君には今、何色に見えるだろう?
【popcorn-talkie by shun komiyama】