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“チェキ” instax mini 99™
光と色で自分らしさを解き放つ。カメラ内部のLEDを発光させフィルムに直接照射することで6種類の色表現ができ、自分だけの一枚を創り出せるこだわりのアナログカメラ。アナログな操作性が楽しめ、手になじむクラシックデザインが特徴的。
HP:https://instax.jp/mini99/
国内外のストリートや社会の現場に足を運び、生々しいドキュメンタリー写真を発表し続ける写真家。被写体とフラットに向き合い、時間と空気をそのまま落とし込む眼差しに定評がある。
@kodama.jp


写真家・児玉浩宜が選んだアプローチは、クラシカルな陰影を立ち上げる「SP(Sepia)」。ロケーションは、水面が光を反射する隅田川沿いリバーサイド。モデル・下島ハイリと、そこを行き交うエキストラのスケーターたちが交差する瞬間をスナップしていった。
手元のダイヤルで露出を調整しながら、風やストリートのスピード感をセピアのトーンで焼き付ける。過ぎ去っていく日常の熱量が、タイムレスな一枚へと昇華される。
水面が煌びやかに光る隅田川沿い。下島ハイリと仲間のスケーターたちが紡ぐ時間を切り取った写真家・児玉浩宜。撮影を終えたばかりの現場で、アナログカメラとしての操作感や機能の手応え、そしてアナログカメラをストリートに連れ出す魅力について話を聞いた。


──『“チェキ” instax mini 99™』を使ってみて、機材としての率直な手応えはいかがでしたか?
児玉浩宜:使っていてとにかく楽しかったですね。撮った結果がすぐに分かるチェキ™でありながら、じわじわと像が浮き出てくる時間があって、撮影しながらすごくワクワクしました。普段からチェキ™を使うことはあるんですが、今回のようなカラーエフェクトが搭載されたモデルは初めてだったので、すごく新鮮で面白い体験でしたね。
あと、サイズ感が絶妙で持ち運びやすいですし、ルックスもいい。ダイヤルでモードを切り替えたり、レンズリングを回してフォーカスを合わせたりする操作感は、昔ながらのアナログフィルムカメラに近いです。普段からフィルムカメラをメインに使っている自分でも、まったく違和感なくスムーズに手になじみました。
──カメラに慣れていない初心者の方でも扱いやすい手応えはありましたか?
児玉:そうですね。あまり難しく考え込まずに、フィーリングでラフに撮っても結果的に面白い写真が仕上がるのがこのカメラの魅力だと思います。思っていた以上に描写がしっかりしていますし、予期せぬものが偶然写り込んだりするのもチェキ™ならではの面白さですよね。
一方で、バルブモードやインドアモードといった本格的な機能も充実しているので、本来なら光量が足りなくて諦めてしまうような暗いシーンでも綺麗に粘れる。ラフにスナップを楽しみたい初心者から、ディテールにこだわりたい表現者まで、幅広く応えてくれる懐の深さがあります。

──今回は「SP(Sepia)」を使っていただきましたが、この色味の仕上がりについてはどんな印象を受けましたか?
児玉:普段フィルムで撮るときは基本的にスタンダード(ノーマル)なので、すごく刺激的でした。
一般的に「セピア」というと単色塗りのモノクロに近いイメージを持たれがちですが、これは内部LEDによるカラーエフェクトなので、光の当たり方や撮影環境によってセピアの階調の中にいろんな色がうっすらと残るんです。撮る場所やシチュエーションによって色の出方にバリエーションが生まれるので、使っていて本当に面白かったですね。
──手動で切り替えられる「ビネットスイッチ(周辺光量落ち)」の効き味はいかがでしたか?
児玉:ビネットはかなり効果的に出ますね。狙いどころがハマれば、それだけでグッと視線を惹きつける印象的なカットになります。本来、周辺光量落ちってレンズの特性や環境によって出たり出なかったりするものですが、それをどんな状況でもワンタッチで意図的に作れるのは画期的だと思います。
難しい知識がなくても扱いやすいですし、特に今回使ったセピアカラーとの相性が抜群で、ノスタルジックな空気感にぴったりハマっていました。
──今回は隅田川沿いでスケートボードなど、動きの速い被写体も捉えていただきましたね。
児玉:「スポーツモード」は本当に素晴らしいですよ。従来のチェキ™って、どうしても動く被写体に対してはブレたりぼやけたりしやすい印象があったと思うんです。でも、シャッタースピードをしっかり稼げるスポーツモードのおかげで、動きの速いスケーターもしっかり芯を捉えて写し止めることができました。
スケートボードはもちろん、バスケやサッカー、ダンスといったストリートのカルチャーシーン全般に相性がいいはずです。ボタンひとつでサッと切り替えられるシンプルさも現場向きですし、もしスピードに追いつけずシャッターのタイミングが少しズレてしまったとしても、それがフィルムらしい独特の“味”になってくれるのも面白いところですね。

──シャープな描写力や、濃淡調整(露出補正)の使い勝手はどうでしたか?
児玉:これまでの固定焦点のチェキ™と違って、フォーカスのキレが良くてシャープに写るので、ポートレートもかなり本格的なクオリティで撮れますね。
それに、光が足りない部分を引き締めたり、逆にトーンを明るく持ち上げたりといった濃淡調整が2段階で細かくコントロールできるのもすごく良かったです。どんな光のシチュエーションでも柔軟に対応できる強さを感じました。
──バッテリー持ちや携帯性といった、実用面でのタフさはいかがでしたか?
児玉:バッテリーのタフさには驚きましたね。現場でフラッシュを何度も焚いて撮影したのに、インジケーターが一目盛りくらいしか減っていなくて。乾電池ではなく充電式バッテリーになったことで本体も軽くなっていますし、専用チャージャーだけでなくUSB経由で給電できるので、モバイルバッテリーさえあれば移動中にチャージできる。僕は普段、海外の現場でスケーターたちを撮ることが多いのですが、現地で規格に合う電池を探すのって結構なストレスなんですよね。USBでどこでも充電できる仕様は、旅やロケ現場においてものすごく心強いです。
──最後に、児玉さんが感じるこのカメラの最大の魅力と、おすすめの使い方を教えてください。
児玉:やっぱり、撮ったその場で写真という「物理的なモノ」として手渡せること。これに尽きると思います。普段のフィルム撮影だと現像が上がるまでに何日もかかりますし、後からデータで共有する形になりますが、チェキ™なら撮ったその場ですぐに相手にプレゼントできる。
フレームの白い余白にメッセージやサインを書き込めるのも良くて、撮らせてもらったスケーターやモデルとの距離を一気に縮めるコミュニケーションツールとして本当に優れています。頭で難しく考えずに直感で楽しめるカメラなので、これから写真を始めたい人にもぜひ気軽に触ってみてほしいですね。


NEXT COLOR & CREATOR
『instax mini 99™』に搭載された6つのカラーエフェクトは、クリエイターの感性と出会うことでそれぞれの表情を見せる。続く5つのページでも、異なるカラーとロケーションで紡がれる表現者たちの情景をご紹介。
Color Effect・SM(Soft Magenta)starring 刈馬健太
Color Effect・LL(Light Leak)starring ARISAK
Color Effect・LB(Light Blue)starring Eminata
Color Effect・FG(Faded Green)starring 杉山日向子
Color Effect・WT(Warm Tone)starring 森脇なな
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光と色で自分らしさを解き放つ。カメラ内部のLEDを発光させフィルムに直接照射することで6種類の色表現ができ、自分だけの一枚を創り出せるこだわりのアナログカメラ。アナログな操作性が楽しめ、手になじむクラシックデザインが特徴的。
HP:https://instax.jp/mini99/