MUSIC 2022.08.04

Photo Report:
『BE FES!!』 at SAPPORO
BEAMS主催の音楽フェスが日本各地にHAPPYを届ける

Photography-Ryuichi Taniura、Text-Mizuki Kanno
EYESCREAM編集部
EYESCREAM編集部

BEAMSがプロデュースする音楽フェスティバル『BE FES!!』。各都市のZeppからアーティストによる熱いライブパフォーマンスが繰り広げられている他、地域毎にさまざまなコンテンツが催されていたり、嬉しいサービスが受けられる“BEAMS HAPPY TICKET”が配布されていたりと、BEAMSと各地域が一丸となった音楽フェスが開催されている。7月5日の大阪Zepp公演を皮切りに、これまで名古屋と札幌にて開催され、どの地域も大盛況のうちに幕を閉じた。(詳しくはBEAMSライブレポートをご確認あれ!)

EYESCREAMは、その3箇所目の舞台となったZepp Sapporo公演に参戦。ReN、卓真(10-FEET)、奥田民生と、どの世代も100%盛り上がれるラインナップとなったこの日、3組の生のパフォーマンスを求め、遠路はるばる訪れた多くのオーディエンスによって、会場は賑わいをみせていた。

キタキツネ・雪・足跡・ナナカマドの実”をモチーフに、Lee Izumidaがデザインした札幌会場限定のTシャツ。札幌のエリアテーマである“FOR THE FUTURE(未来への種まき)”というメッセージと、冬の動植物のモチーフを盛り込んでほしいというスタッフの想いが込められている。

ここからは3組のアーティストのライブの模様をお届けする。アコースティックあり、バンドセットありのハートフルなパフォーマンスが繰り広げられた。

ReN

卓真(10-FEET)

奥田民生

この日のオープニングを務めたのはReN。淡いピンクの照明に照らされる中、ReNを代表する楽曲のひとつ「あーあ。」を披露。アコースティックギターに乗せられる柔らかな歌声に、会場は一気に彼の世界に引き込まれる。

続いて、ラブソング「Umbrella」を歌い上げると、“めちゃめちゃ嬉しいという気持ちをまずは伝えたい”と真っ直ぐな瞳を会場に向け、“心の中で一緒に歌ってほしい”と「Life Saver」から、「Teenage Dreamers」へと繋げた。疾走感溢れるサウンドに、オーディエンスは思い思いに身体を揺らす。

“当たり前っていうものがずっと続きますように、そんな願いを込めて作った曲。それぞれの大切な人に持って帰ってほしい一曲です。”と、まだタイトルのない新曲を今宵のラストソングにチョイス。ReNが奏でる力強くも繊細なギターの音色が会場を優しく包み、拍手の大歓声はいつまでも鳴り止むことがなかった。

ステージの転換中は、吉本に所属するお笑い芸人のモリマンによるトークあり、ギフトがもらえる『BE FES!!』大抽選会ありと盛り沢山の内容で、会場には終始笑顔が溢れていた。そんな温かな空気の中、続いて登場したのは10-FEETの卓真。

「私が歩いてきた道は」から「軍艦少年」へと続き、卓真の力強い歌声に聞き惚れる。10-FEETの楽曲「ヒトリセカイ」が流れると会場はスタンディングオベーション。この日は10-FEETのTシャツを纏ったオーディエンスの姿も多く、彼らの圧倒的な存在感を物語っていた。

“優しさを大事に。今日は優しくかっこよくなって帰りましょう。”その言葉通り、オーディエンス一人ひとりの心に投げかけるように「アゲハ」を歌い上げた。“実はめちゃくちゃ根暗。だからバンドを始めた”という卓真。だからこそ、多くのファンが彼と共に走り続けているのかもしれない。ラストに10-FEETの代表曲「RIVER」を一小節のみ披露し、爆上がりの会場を後にした。

アコースティックがメインとなったこの日は全員が着席し、ゆったりと音楽に聴き入ることのできる空間が用意されていたため、オーディエンスは思い思いにこの時間を楽しんでいた。2組のミュージシャンによるグッドミュージックの余韻が漂う中、いよいよラストの奥田民生へとバトンが繋がれる。

深い一礼と共に、作務衣姿で登場。なんと、BEAMSがプロデュースした奥田民生のオフィシャルグッズなんだとか。「恋のかけら」からスタートした今宵、“今日は何をやろうか”と即興で、奥田民生が所属するカーリングシトーンズの最新アルバムをダイジェストバージョンで届ける。この予想外のサプライズに、会場は拍手で応える。

井上陽水との共作「⼿引きのようなもの」や、「愛のボート」など2000年代の名曲を立て続けに披露した後、“この夏、また札幌に来る予定があります。そのときはまたお願いします。お元気で!”と「さすらい」を披露。この日、日本の最北の地に集った全オーディエンスによる声なき大合唱が沸き起こり、割れんばかりの拍手と笑顔の中、今宵の終演を迎えた。

全国5都市をめぐる『BE FES!!』も、残すところ東京(8月10日)公演のみとなった。現地でライブが見られない方も特別生配信より、この夏の大祭りをご覧いただきたい。EYECSREAMもZepp Hanedaに参戦し、引き続きその模様をお伝えしていきたいと思う。

INFORMATION

『BE FES!!』

https://www.beams.co.jp/special/befes/2022/

「BE FES!!」チケットは、以下のサイトで発売中!
チケットぴあ:https://w.pia.jp/s/befes22ofs/
イープラス:https://eplus.jp/befes-2022/
ローソンチケット:https://l-tike.com/befes2022

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