MUSIC 2026.07.22

イベントカルチャーの視点から見るジャイガ。会場での楽しみ方を探る大阪編鼎談

EYESCREAM編集部

今年で10周年を迎える「OSAKA GIGANTIC MUSIC FESTIVAL」ことジャイガ。開催を目前に控え、音楽や、イベントカルチャーに携わる人々が、それぞれの視点からジャイガをひも解く鼎談を実施。大阪編・東京編の2回にわたってお届けする。

大阪編では、ジャイガに精通するFM802のラジオDJ・浅井博章と、ジャイガは未経験ながらアートや音楽カルチャーに造詣が深いフルタニタカハル、そしてジャイガスタッフという異なる立場の3人が登場。開催地・大阪在住ならではの魅力から、初めて訪れる人にも役立つ楽しみ方まで、今年のジャイガをより深く味わうためのヒントを語ってもらった。


浅井博章
FM802のラジオDJ。現在は月曜・火曜日の「EVENING TAP」と、日曜日の「SUPERFINE SUNDAY」を担当。無類の本好きとして番組内での書籍紹介にも定評がある。ヴィジュアル系を中心としたジャパニーズロックにも造詣が深い。ジャイガではMCも務め、フェスの魅力を間近で見てきた一人。

フルタニタカハル
心斎橋PARCO地下2FにあるTANK酒場のマスター。過去にはFM802主催のアートプロジェクト「digmeout」でアートディレクターを務めたほか、カフェのプロデュースや展覧会、イベントを手がけ、大阪のカルチャーシーンで幅広く活動。現在もアートや音楽にまつわる企画を手がけている。

―まずは、ジャイガの今年の見どころを教えてください。

浅井:今年は10周年という節目で、初めて2週末に渡る4日間開催になるんですよ。全国にさまざまなフェスがあるなかで、10年前に始まったジャイガが、大阪の音楽ファンにとっておなじみのフェスとして定着し、ここまで大きくなった。それ自体が、今回の大きな見どころだと思います。

フルタニ:2週連続ってコーチェラみたいですね。日本版コーチェラだ(笑)。

浅井:本当だよね(笑)。あと、ジャイガの大きな特徴としては、ジャンルが非常に幅広いこと。王道の邦ロックはもちろん、アイドルもあればHIP HOPまで。ワンマンライブではなかなかチケットが取れないようなアーティストがジャンルを問わず出演しているんですよ。

フルタニ:店でもポスターを貼っているし、店前のモニターでも映像が流れているので、フェス自体は知ってはいたんですけど、改めて見るとラインナップが本当に幅広いですね。

浅井:普段は見ないジャンルのライブを見ることができるのも、このフェスならでは。僕もジャイガで初めて坂道系アイドルのライブを見て、こういう雰囲気なんだと知りました。そのジャンルのファンじゃないと、オーディエンスの盛り上がり方まで体感できる機会はなかなかない。これもジャイガの醍醐味の一つだと思います。

ジャイガスタッフ:最近ジャイガの公式YouTubeで過去のライブ映像を公開しているんですが、『別のアーティスト目当てで行ったのに、このライブがきっかけで好きになってワンマンへ行くようになりました』というコメントがあって。そういう反応があると、フェス冥利に尽きるなと感じますね。

フルタニ:そういえば今回1週目って、フジロックと重なっていますよね。ASIAN KUNG-FU GENERATIONは、フジロック初日に出演して、その2日後にジャイガですもんね。あれはびっくりしました。

ジャイガスタッフ:ASIAN KUNG-FU GENERATIONは初年度にも出演いただいていて、トリを務めていただいたこともあります。その流れもあって今年もオファーさせていただきました。10周年という節目でもあるので、これまでジャイガを支えてくださったアーティストの皆さんには、できる限りお声がけしています。

フルタニ:10周年だからこそ、これまでの積み重ねがラインナップにも表れているんですね。

浅井:例えばsumikaは、初年度は小さいステージの早い時間帯に出演していましたが、今では大トリを務めるまでになりました。Fear, and Loathing in Las Vegas04 Limited Sazabysなど、この10年間で印象的なパフォーマンスを見せてきたアーティストが今年は数多く出演します。UVERworldも久しぶりに出演しますし、これまでジャイガを支えてきたアーティストが、このフェスのために大阪へ集まってくれる。過去に一度でもジャイガへ来たことがある人にとっては、感慨深いラインナップになると思います。

4日間で出演するアーティストは総勢100組以上。豪華な面々が揃う。

4日間で出演するアーティストは総勢100組以上。豪華な面々が揃う。

4日間で出演するアーティストは総勢100組以上。豪華な面々が揃う。

4日間で出演するアーティストは総勢100組以上。豪華な面々が揃う。

浅井:これからブレイクするであろうアーティストのライブを見られるのも、ジャイガの面白いところで。スピンオフイベントとして春に梅田で「GIGANTIC TOWN MEETING」が開催されているんですよ。そこで実施するお客さんへのアンケートをもとに、出演アーティストがジャイガ本編にも登場する流れがあります。

フルタニ:そういうイベントがあるんだ!ジャイガって街中でも開催しているイメージがあったんですが、それが「GIGANTIC TOWN MEETING」だ。今年は誰がここから本編に出演するんですか?

ジャイガスタッフ:各日のオープニングアクトを務める、ミーマイナーchimothy→、sanetii、ku:ui、harha、らそんぶる、『ユイカ』、JIJIMを含む16組が出演しますね。

浅井:スピンオフイベントもここ数年お馴染みのイベントになっていて。今の音楽シーンで勢いのあるアーティストが数多く出るので、チケットが完売するほど人気です。そこで選ばれた人たちが、ビッグネームの中でジャイガ本編にも登場する。広く知られていないアーティストでもライブの実力は間違いないので、ぜひ注目してほしいですね。

フルタニ:こうやって聞いていると、ジャイガが大阪にしっかり根付いていることがよくわかります。

「GIGANTIC TOWN MEETING」で行われた7月25日のヘッドライナーで登場するchimothy→のライブ。会場の熱気が伝わる。(photo:浜村晴奈)

―ここからはフェス当日の話を聞かせてください。ジャイガ初心者でも楽しめるコツや、知っておくといいことはありますか?

浅井:今年は会場が舞洲に戻るんです。昨年は関西万博の関係で別会場でしたが、やはりジャイガといえば舞洲。SKY STAGESUN STAGEが海に向かって設置されていて、その間にフードエリアがあります。会場が広いので、見たいアーティストに合わせてある程度スケジュールを組んでおくと回りやすいですね。

ジャイガスタッフ:SKY ARENA STAGE近くとSUN AREAをつなぐ無料のループバスも運行しているので、ぜひ活用してほしいです。また、SUN AREASKY AREAをつなぐ海沿いの一本道は風が抜けるので、歩いていても気持ちいいですよ。

会場マップ。かなり広いためスケジュールを組んで行動するのがマストになりそうだ。

浅井:朝と夜に運行しているシャトルバス、実は昼の間は会場内の駐車場に待機しているんですよ。そのバスを休憩所として開放していて、車内の冷房で涼めるようになっています。2022年から始まった取り組みで、僕もMCで案内していたんですが、最初はあまり利用されていなかったのに、1時間後には満席になっていました。今年も実施されるようなので、知っておくと役立つと思います。

フルタニ:最近の夏は本当に暑いから、それはありがたいですね。

浅井:会場でも暑さ対策はされていますが、大阪でも特にアツいフェスと言われるくらいなので、熱中症対策は絶対にしてきたほうがいいと思います。帽子や飲み物はもちろん、無理をせず休憩しながら楽しんでほしいですね。

昨年実施されたシャトルバスの休憩所。今年も大活躍しそう。

―フェスによく行かれているお二人ですが、熱中症対策で欠かせないアイテムはありますか?

浅井:ハンディファンは当然持って行くんですけど、今年新たにベルトファンを買いました。服の裾にクリップで挟むタイプのものなんですが、それも持って行こうと思っています。

フルタニ:僕は衣類に吹きかけると涼しくなる、ミント系の冷感スプレーですね。風が吹くとかなり涼しいので、気に入っています。

ジャイガスタッフ:今年はジャイガ側でも冷感グッズを充実させています。花王さんに協賛いただいていて、ビオレの冷タオルを販売するほか、氷のうも販売します。

フルタニ:氷のう!あの冷やすやつですか?

浅井:そうそう(笑)。しかも、中に入れる氷は無料でもらえるんだよ。

フルタニ:えっ、それはすごい。

ジャイガスタッフ:自宅からお持ちいただいたものでも無料で氷をお配りしますので、ぜひ活用してほしいですね。

―グッズの話が出たのでお聞きしたいのですが、ジャイガはグッズの種類も豊富ですよね。気になるアイテムはありますか?

フルタニ:本当に種類が多いですね。over printさんとのコラボTもあるんだ。心斎橋でも着ている人をよく見かけますし、ZERO ZERO HEROさんのイラストもかわいい。

浅井:僕は「はちゃめちゃGIGA Tee」。のラグランが好きです。

GIGA×overprint Tee<WHITE>

GIGA×overprint Tee<BLACK>

はちゃめちゃ GIGA Tee<WHITE×NAVY>

はちゃめちゃ GIGA Tee<BLACK×WHITE>

フルタニ:大人が着やすいロゴデザインから、若い人が好みそうなポップなものまでそろっていて、ラインナップのバランスがいいですね。フェスが終わったあと、今年のTシャツを街で着ている人をたくさん見かけるんでしょうね。

浅井:翌日以降もぜひ街で着てほしいですね。

フルタニ:フェスTを普段着として着ている人って結構いますよね。ジャイガのTシャツを見かけたら、この人は誰を見たんだろうって想像しちゃうかもしれない。

浅井:ちなみに、僕が一番欲しいのは「ハイスペックメッシュフードタオル」

フルタニ:かなり派手ですね(笑)

浅井:でも接触冷感だったり、機能性がすごいんだよ。

GIGA日よけハイスペックメッシュフードタオル(接触冷感/UVカット98%UPF50+)

ジャイガスタッフ:実はこれ、事前販売で一番人気だったんです。事前販売分は売り切れてしまいました。

フルタニ:えっ!もう!?

浅井:これは当日販売分もすぐなくなりそうだね。

フルタニ:(WEBサイトを見ながら)事前販売だと、さらに安くなるんですね。

ジャイガスタッフ:そうなんです。専用アプリからグッズを購入していただくと、モバイルオーダーや事前決済ができて、当日は受け取るだけ。暑い中、長時間並ばずに済みます。

浅井:オフィシャルフードもアプリで注文できますよね。炎天下で並ぶのは大変なんですけど、事前に注文して受け取り時間に行けばいいので、便利だよね。

―そういえば、フードもかなり充実していますよね。

フルタニ:そうそう、フードも見てたんですよ。こっちも種類がすごいですね。全部おいしそう。

浅井:冷たいメニューもたくさんありますよ。

フルタニ:気になるのは冷やし担々麺かな。ジビエ処理加工イノシカキッチンのタコスもおいしそうですね。

ジャイガスタッフ:今年のジャイガはオフィシャルフードにも力を入れているので、こちらもぜひチェックしてほしいですね!

昨年も好評だったジャイガ特製レモネード〜ジャイレモ〜。
すっきりとしたレモネードにシャリシャリ氷をトッピングした新感覚ドリンク。
今年は他にもオリジナルフードが充実する予定だ。

―遠方からジャイガを訪れる人におすすめしたい楽しみ方はありますか。

浅井:今回ジャイガ初の試みとして行われたのが、会場の目の前にあるThe Day Osakaに宿泊できるホテルステイプラン。そこでライブ終演後には、スピンオフイベントも開催されるんですよ。

ジャイガスタッフ:ジャイガのリストバンドを持っていれば、バーやフードエリアには無料で入場できます。アーティストによるアコースティックライブは別途2,500円で、事前に申し込んだ人のみ参加できます。終演直後はシャトルバスも混み合うと思うので、スピンオフイベントで軽く飲みながら待ち、少し空いた頃に帰るのもおすすめです。

浅井:もう一つ、ぜひ知ってほしいのが、舞洲から見える夕日。実は日本の夕陽百選にも選ばれていて、夕方になると会場から美しい景色を眺められます。ライブと一緒に、大阪の夕景も楽しんでほしいですね。

浅井:ジャイガを最後まで楽しんでホテルに戻る頃には、もう帰って寝るくらいの時間になっているかもしれないですね。翌日大阪観光するならフルタニさんのおすすめを教えてください。

フルタニ:普段、心斎橋なんば周辺にいるので、そのあたりになっちゃうんですが(笑)。大阪が初めてなら、金龍ラーメンでも食べてもらって、道頓堀でド定番なことはしていただきたいですね。ミャクミャクのオブジェも期間限定で設置されているので、それを見ながら旅行気分を味わうのもいいかも。個人的には、「たぶっちゃん」の担々麺もおすすめです。深夜1時まで営業しているので、ライブ終わりにも立ち寄りやすいですよ。小さなお店ですが、本当においしいです。ラーメンの話ばっかりになっちゃいましたね(笑)。

浅井:フェスと併せて大阪観光も楽しんで街の賑わいも道頓堀とかで感じていただきたいですね。あと舞洲は島なので、移動はバスが中心になります。ただ、10年間開催してきた中で、少しでも快適に帰れるようにいろいろ工夫されているんですよ。

ジャイガスタッフ:コスモスクエア発着のシャトルバス以外にも、JTBさんや阪急交通社さんによる、主要駅と会場を直接結ぶ往復バスがあります。シャトルバスに比べて、帰りも比較的スムーズだと思います。

浅井:奈良や京都、姫路のほか、淡路島からの便もありますね。

ジャイガスタッフ:阪急交通社さんのプランには、主要駅だけでなく、より地域に近い駅から出発する便もあります。

フルタニ:JR三国ケ丘駅や南海堺駅、高槻、大和西大寺などもある。かなり細かなエリアまでカバーしていますね。

浅井:大半の人は知らないからコスモスクエア発着のバスを利用すると思いますが、事前に直行バスを調べて予約しておけば、勝ち組になると思います。スムーズに帰れるから。

フルタニ:これはいい情報。僕も今年、ジャイガデビューしたいと思います。ウルフルズが好きなので、8月1日に行きたいですね。でも2日も気になる。どちらか……いや、両方かな。

浅井:両方来てください(笑)。

INFORMATION

OSAKA GIGANTIC MUSIC FESTIVAL

日程:2026年7月25日(土)、7月26日(日)、8月1日(土)、8月2日(日)
会場:大阪・舞洲スポーツアイランド
チケット:
4DAYS:大人 ¥42,000、小学生 ¥16,500
3DAYS:大人 ¥33,000、小学生 ¥14,000
2DAYS:大人 ¥22,000、小学生 ¥10,000
1DAY:大人 ¥12,000、小学生 ¥5,500
※小学生以上チケット必要・未就学児入場無料・小学生以下の入場は保護者同伴のみ入場可能。

一般発売チケット受付:
イープラス:https://eplus.jp/giga/
チケットぴあ:https://w.pia.jp/t/giga-osaka/
ローソンチケット:https://l-tike.com/giga/
楽天トラベル:https://experiences.travel.rakuten.co.jp/experiences/62579

■駐車券(自動車) ¥4,000、駐輪権(バイク) ¥2,500
販売受付URL:https://eplus.jp/giga-pk/

■シャトルバス:往復 前売¥2,000 / 当日¥2,500
バス運行時間(予定):各日共通【往路】8:00-13:00【復路】18:00〜
※待機列終了次第運行終了
シャトルバス乗降所:コスモスクエア駅下車徒歩 5 分 WTC ビル横シャトルバス乗降所
シャトルバスチケット受付URL:https://eplus.jp/giga-bus/

■OSAKA GIGANTIC MUSIC FESTIVAL x The Day Osaka フェス限定スペシャルコラボ宿泊プラン
詳細・購入URL:https://theday.osaka/news/586

■ジャイガ公式アプリ:https://giga.link.fespli.com

■「ジャイガ」オフィシャルサイト:www.giga-osaka.com

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