Interview : SWEET LOVE SHOWER 2026。雨のラブシャで魅せる、Tempalay・藤本夏樹のスタイルとUMBRO

Photograpy_Hiroki Asano ,Text_Chie Kobayashi

Interview : SWEET LOVE SHOWER 2026。雨のラブシャで魅せる、Tempalay・藤本夏樹のスタイルとUMBRO

Photograpy_Hiroki Asano ,Text_Chie Kobayashi

SWEET LOVE SHOWER 2026の2日目、雨のFOREST STAGEを良質なサウンドで締めくくったTempalay。ラブシャに何度も出演しているのはもちろん、これまでに何度もUMBROともコラボをしている、UMBROとの縁も深いバンドだ。そんなラブシャでUMBROをまとったTempalayのドラマー・藤本夏樹をシューティング。音楽とファッションについて、ライブ前の藤本夏樹に話を聞いた。

photo by AZUSA TAKADA

──今日はUMBROのジャケットを着用いただきました。私服にあわせているということですが、着こなしのポイントを教えてください。

藤本:今日は予報が雨だったので、足元はマーチンのブーツで、靴下は防水ソックス。あとは裾が濡れないように短めのパンツにしました。ジャケットはタイトめに着たいなと思ったので、小さめのものを合わせました。

──ジャケットにはカラーや柄のバリエーションがありましたが、その中からグリーンのチェックのものを選んだのはどうしてですか?

藤本:普段からチェックのアイテムが好きなのと、今日の服にも合うかなと思って。

──着心地はいかがですか?

藤本:めっちゃいいです。厚みもあるし、襟もしっかりしていて、立ててもかわいいし、気に入りました。今日は肌寒いので、そういう意味でもちょうどいいです。それに、本当にいつでも着られるなと思いました。僕はチェックが好きで、普段からチェックの服を着ることが多いんです。だからチェックにあわせる服ならいくらでもあるし、なんならチェックシャツの上にこれを着てもいいなと。

──藤本さんはTempalayとしてこれまでラブシャには何度も出演されていますが、特に印象的な思い出を挙げるとしたら?

藤本:まずはケータリングエリアにある炉端焼き! 去年もずっとそこで飲んでいました(笑)。山中湖を目の前に酒が飲めるのが最高なんですよ。それが楽しみでラブシャに来ているところもあります(笑)。一昨年は大雨でしたが、それも含めてラブシャだなと思いましたね。あとはライブ中に虫が飛んでいたりするのも含めて、自然の中でライブができる気持ちよさを感じます。ロケーションが大好きです。

──やはり野外でのライブは、普段のライブとは音楽の広がりや伝わり方は違うものでしょうか?

藤本:違うと思います。悪天候だったとしても、それはそれで思い出になるのが野外フェスの良さだったりするし、大雨の中でのTempalayを見られるのも、こういう場所ならではだと思います。俺らは雨バンドで、野外ライブのときに雨が降ることがめっちゃ多いんですよ。だから俺らは「今日もまた雨か」って感じですし、ファンの方も雨に慣れているかもしれない(笑)。

──TempalayとしてUMBROとFREAK’S STOREとのコラボウェアを作られたこともありますが、UMBROのアイテムに対する印象はどのようなものですか?

藤本:僕が中学生くらいのときのUMBROって、もっとサッカー部っぽい、”スポーツウェア”という印象が強かったと思うんですが、今は形もおしゃれで普段から着やすいですよね。僕はジャージが好きなこともあって、普段からUMBROも含めてスポーツブランドのものはよく着ています。

──ジャージをよく着られるとのことですが、好きなファッションを教えてください。

藤本:昔からプレッピーなスタイルが好きで。チェックシャツでプレッピーにしつつ、ピアスでパンクスっぽく崩すみたいな。ダメージジーンズにボタンシャツを合わせたり。もともとUKの音楽が好きだったので、そこからポロシャツとか襟付きのアイテムが自然と好きになったのかなと思います。

──ファッションに興味を持ったタイミングやきっかけは?

藤本:それもやはりバンドですね。中3のときにバンドを始めたんですが、そのときに「どういうスタイルでライブをしたいかな」と考えたのが、ファッションに興味を持ったきっかけだった気がします。そこでプレッピースタイルをパンクで崩すという自分なりのスタイルを見つけました。そのときに好きだったJoy Divisionも、やっている音楽はパンクっぽい尖ったものだったのに、ボタンシャツとかかっちりした服を着ていて、それがすごく魅力的に見えたんです。

──やはり好きなアーティストから、音楽以外の影響も受けるんですね。

藤本:ファッションで言うとほとんどが音楽からの影響かもしれないです。もちろん最近の流行も見たりはしますが、自分的には80年代のパンク時代のファッションがルーツにあって、それを現代風にどう変えていくかみたいなことを考えています。

──音楽とファッションのつながりはどう感じていますか?

藤本:ファッションって演出の一部でもあると思うんです。ステージを構成するものの一つというか。視覚で見えるから、ステージを見る際に大きい要素になると思うんです。そういう意味では僕らが何かを着ているかで聞こえ方も変わってくる。例えば上下デニムでライブをやるのと、全身真っ黒のモードっぽい格好でやるのとでは、全然違うと思う。Tempalayはかなりカオスなミクスチャーな音楽なので、ファッションはそのなかで自分が押し出したいものをより提示できる要素なのかなと思います。

──Tempalayは9月2日に約2年ぶりとなる6thアルバム『ATOMEW』をリリースします。どのような作品になっているのか教えてください。

藤本:それこそ作品作りをするうえで、ファッションから入ることもあって、「こういう服を着たいから」というイメージが曲作りのアイディアになることもあります。今回のアルバムの曲作りでもその感覚は生かしました。今回のアルバムは、バンドらしさよりもトラックメイクの要素が強くて。少しカチッとした空気感はありつつ、バンドとしての荒さや遊び心も残しながら、でも今までよりはシュッとした雰囲気の作品になりました。

──その変化はどのようなところから生まれたものなのでしょうか?

藤本:「一回そういうテーマでやってみようぜ」というモードだったんです。今後もそういうものになっていくかはわからないですが、あくまでも今回はそういうテンションだったということですね。

──作ってみていかがでしたか?

藤本:楽しかったです。今、メンバーの空気もゆるくて。みんないい感じに歳を取ってきたのかな(笑)。「僕たちのアートがこれです」みたいな堅苦しさより「これが普通に今かっこいいと思うんだよね〜」くらいの感じで作れたと思います。

──『ATOMEW』制作中に藤本さんがよく聴いていた音楽があれば教えてください。

藤本:アルバム制作時によく聴いていたのは、フジロックで見たTOMORAというThe Chemical Brothersのトム・ローランズとAURORAの2人組。エレクトロな音楽性で、Tempalayとしてもそういうエレクトロなものもやってみたいなと思って、よく聴いていましたし、ライブも見られてすごく勉強になりました。あとはMassive Attack。Massive Attackは10代の頃からすごく好きで、フジロックでライブが見られるということでひさしぶりに聞き直して「今聴いても超かっこいいな」と思いました。

──そのほかに、最近感銘を受けたエンタメやカルチャーはありますか?

藤本:急にしょうもなくなるんですが(笑)、映画『スパイダーマン:ブランド・ニュー・デイ』。僕はスパイダーマンが大好きなんですが、今回も本当に面白くて「スパイダーマン、ありがとう!」という気持ちになりました。しかも友達と、風呂に入ったあとという、いつでも寝られる状態で映画館に行ったんですよ。その状態で行った映画館の気持ちよさと言ったら! 最近は子育てもあってなかなか映画館に行けていなかったのですが、また行こうと思いました。

──では、最近買ったファッションアイテムで、お気に入りのものや自分らしいなと思ったものはありますか?

藤本:ラフ・シモンズのピタピタのポロシャツ。オーバーサイズが流行っていた反動なのかピタピタのものが欲しくて、古着屋でちょうどいいサイズのものを見つけました。最近「ちょっとダサいかも?」くらいのアイテムにハマっていて。それにピアスを合わせたりするのが今は面白いかな。

──少しダサさを感じるものを、自分らしく着こなすのが面白いと。

藤本:音楽も一緒なんですが、カッコ良すぎることをあまり目指していないんです。ちょっとダサいところがユーモアかなと思うし、取り入れていきたいなと思っています。

INFORMATION

UMBRO × 藤本夏樹

◼︎UMBRO
https://store.descente.co.jp/umbro/
https://www.instagram.com/umbrojp/

◼︎Tempalay
https://tempalay.jp/
◼︎藤本夏樹
https://www.instagram.com/natsuki_fujimoto/

◼︎UMBRO × FREAK’S STORE 別注 パディング ナイロン トラックジャケット
22,000円(税込)
微光沢ナイロンに、ロゴ・パイピング・特徴的な襟元のライン・脇の切替えを取り入れ、スポーティーさと古着MIX感を楽しめるジャケット。中綿入りで秋冬に活躍するアイテム。
https://www.daytona-park.com/item/1059394400047