INFORMATION
「ポップス (Prod. n-buna from ヨルシカ)」
リリース日:9月23日(水)
https://jeremyquartus.lnk.to/pops
「僕らの事にさせて (Prod. Vaundy)」
リリース日:11月4日(水)
https://jeremyquartus.lnk.to/bokuranokotonisasete
Jeremy Quartus
https://www.instagram.com/mrjeremyquartus/
JQことJeremy Quartusから、とんでもない2曲が届いた。9月23日(水)に配信された「ポップス(Prod.n-buna from ヨルシカ)」と、11月4日(水)リリースの「僕らの事にさせて(Prod.Vaundy)」。ヨルシカのn-bunaとVaundyが、それぞれJeremy Quartusをプロデュースした連続リリース作だ。
作詞・作曲・編曲まで自分でこなしてきたJeremy Quartusが、今回は“言われるままに歌う側”に徹する。しかも、歌詞も曲も一語一句、自分で表現していない。この異例のプロジェクトは、年齢もカルチャーも違う3人が定期的に開いてきた「飯会」での、何気ない会話から始まったという。
発端となった飯会の話から、2曲それぞれの制作、2人に開けられた扉のその先まで話を聞いた。

ー「ポップス(Prod.n-buna from ヨルシカ)」、「僕らの事にさせて(Prod.Vaundy)」。当然のことではあるんですけど、2曲ともこれまでのJeremy Quartusの印象とはまったく異なりますね。
Jeremy Quartus:そうですよね、今回は僕が作っていないので。作詞作曲から全部プロデュースされるのは初めてなのかな。本当に今回は何も口出ししていないんです。
ーそもそもなんですが、今回のプロジェクトがどのように始まったんですか?
Jeremy Quartus:Nulbarichが2024年末に活動休止して後、どのタイミングだったか具体的には忘れちゃったんですけど、3人で食事をしていて。そこで「これからどうするんですか」って話題になって、「ソロをやることになったんだよね」と。「Nulbarichを止めてまでやりたいことは何なんですか」って聞かれて、「いや、別にないのよ。やりたいようにやっていくよ」って話したら、「せっかくだからなんか面白いことしましょうよ」って話になったのがそもそものきっかけです。
ーでは、数年前には今回の2曲に繋がる話題が挙がっていたんですね。食事をしながらのちょっとした会話から。
Jeremy Quartus:そうです。n-bunaくんもVaundyもすごく忙しい人なんで、自由にできそうな僕のソロの中で、3人でちょっと悪ふざけしようっていう。最初は3人で1曲作ろうかって話だったんですけど、どうせやるなら、2人が主導権を握って進行して、僕が完全にやらされる側にしようと。3人とも根っからのプロデューサー気質なんで、「3人で作ろう」なんてこと、そもそも実現しないんですよ。
ーたしかに(笑)。
Jeremy Quartus:2人に好きなように作ってもらってスタジオで遊んでいたんですけど、作っていくうちに、だんだんと各々で作っていきたいって話になり、2曲出来てしまったという。今まで好き放題やってきた僕が、誰かの船に乗り切るのは難しいことだと思うんですけど、彼らが出してくるものであったら何であっても乗ろうと思っていましたね。6年ほど一緒に飯会で近況報告をしてきた仲だから、お互いに信頼関係があるので、そこに不安や心配はありませんでした。

ーJeremy Quartusさんと2人の出会いは、2021年リリースの「ASH feat. Vaundy」ですか? この楽曲はn-bunaさんがリミックスを手掛けています。
Jeremy Quartus:そう、それがきっかけですね。Nulbarichにとって初のフィーチャリングがVaundyで、そのリミックスをn-bunaくんがやってくれました。ちなみに2人はオンライン上でお互いの存在を知っていたんですよ。VaundyはボカロPをやっていたn-bunaくんのファンで。「ASH feat. Vaundy」が実現し以降、ずっと3人で飯会をしていますね。
ー飯会では普段、どんな会話がされているのですか?
Jeremy Quartus:2人はいつも大きな案件を抱えているし、ほうぼうから引っ張りだこなので、近況報告のネタ切れがないんです。n-bunaくんがグルメで仕切ってくれて。「何食いたい?」って聞かれて、Vaundyが大体「肉!」って答えるという流れができています。
ーInstagramに音声が上がっていますがーー。
Jeremy Quartus:そう、まさにあんなテンション感で食事しています。というか、あれよりもっと濃いかな。僕は聞き役でいることが多くて、すごいところで戦っている2人の日常的な景色を共有してもらって、それを眺めながらお酒を飲むのがいつもの飯会です。
ーここからは楽曲「ポップス」の話を伺います。どのように曲ができあがっていったんですか?
Jeremy Quartus:Vaundyのスタジオに3人で入って最初に作った曲です。指揮をとったのはn-bunaくんで、僕は作ってるのを真後ろで見ながら、これでいいかどうかを確認されたりしていました。正直その時は、このプロジェクトがどこまで実現するか想像できていなくて、いつかどこかのタイミングでリリースすることがあるのかな、ぐらいの感覚でした。
ーn-bunaさんのテーマは、どんなものだったんでしょう。
Jeremy Quartus:とにかく日本語を歌わせたい、っていうのが彼のテーマでした。前提として、僕はヨルシカがすごく好きなんです。すごく重みのあるヘビーな言葉を、軽快なポップスに乗せていく。その違和感と潔さが、ヨルシカの良さだと思っていて。ポップスのフィールドなのに沁みるんですよ。この楽曲「ポップス」にしても、曲調は飽くまでもポップなんですが、歌詞は、n-bunaくんが、これまで僕が歩んできた人生を描いたようなリリックでした。僕が感じてきた違和感とか、葛藤、性格などからすべてを落とし込んでくれたと思っていますね。
ー実際、日本語で歌うのは大変だったのでは?
Jeremy Quartus:ハードルはめちゃくちゃ高かったですね。曲ができた時「最高!」って思った後に『ちょっと待って。これ俺が歌うんだよな?』って(笑)。レコーディングまでけっこう悩んだんですけど、今回のプロジェクトに関してはプロデューサーのディレクション通りに歌うのがすべてで。2曲に共通して言われたのは、「もっとちゃんと本気で歌ってくれ」ってことでしたね。一生懸命歌ってるつもりなんですけどね(笑)。
ーあはは!(笑)。「もっとちゃんと」というのはどういう意味での指示だったんですか?
Jeremy Quartus:「もっとはっきり発音しましょう、ちゃんと日本語として」って細かくディレクションしてもらいました(微笑)。今回の2曲は全力でプロデュースされに行くという意味で貴重な経験でしたね。
ー抵抗はなかったですか?
Jeremy Quartus:なかったです。むしろ、彼らが僕にどういう曲を全力で書いてくれるのかが楽しみでしたし、嬉しかったですよ。

ー「僕らの事にさせて」は、「ポップス」より後にできた曲なんですか?
Jeremy Quartus:そうですね。最初のセッションから考えるとほぼ1年後にあがった曲です。Vaundyも相当悩んで考えてくれたんじゃないかと。「ポップス」は、みんなでノリで作って大枠も8割できていたけど、こっちは叩き台のトラックだけで、「あとは僕がやっておきます」って状態で。忙しい合間をぬって曲を仕上げてくれた時、Vaundyはすごく嬉しそうにしながら聴かせてくれたんですよ。
ーVaundyさんはいろんな曲を作れる人ですが、「僕らの事にさせて」は、ロック感が強いですね。てっきりブラックミュージック寄り楽曲だと想像していたので意外に感じました。
Jeremy Quartus:Nulbarichで、ソウル系の要素が入ったものは散々やってきたっていうイメージが彼らにあるから、やったことないことを僕にやらせるプロジェクトという意味で、2人とも見事に自分とは駆け離れた曲を持ってきたんですよね。「君ができないことをやろう」っていう。僕が触れてきたものには触れさせない、安心させないぜっていう姿勢に、すごく愛を感じました。お互いに深い関係性がないと、こういうことは実現できなかったと思いますから。

ー全然違う2曲を歌ったことで、今後の音楽が変わりそうな部分はありますか?
Jeremy Quartus:彼らに無理やりこじ開けられた扉みたいなものがあって。プラスにするもマイナスにするも自分次第なんで、なるべく開けっぱなしにして、視野を広げて、そこに自分の要素としてしっかり入れられたら、本当のJeremy Quartusが仕上がるのかなと思ってます。これまでにChaki ZuluさんとSTUTSくんには、世の中にイメージされてる僕との擦り合わせをしたくてお願いしたんですけど、今回は真逆。家族に「いいじゃん、もう言っちゃいなよ」「大丈夫だよ、バレてるから。それがいいところじゃん」って言われてるようなテンションでした。両サイドに大きく扉を開けてもらったんで免疫がついたというか、漠然とした不安感がなくなりました。
ーJeremy Quartusさんらしさを1番理解しているのは、n-bunaさんとVaundyさんなのかもしれませんね。
Jeremy Quartus:そう思います。n-bunaくんから見た僕と、Vaundyから見た僕が、それぞれ曲になって出来上がってきて。コンセプトが違うんで、言葉のアプローチも違うんですけど、この2つの中に共通の人間がいるなってたしかに感じるんですよ。これが彼らの見てる僕なんだって。こういうこと言ってそうっていう次元じゃなくて、実際に僕が言ってきたことや感じさせたものを、世間との関係も含めて噛み砕いてくれたリリックだなと。
ーまさに鏡とも言えますね。それが曲になったとも考えられます。
Jeremy Quartus:3人で話してると、会話の内容はまったく違うんですけど、どういうモチベーションで死んでいくのが美しいか、みたいなところは共通していると感じるんです。世代を超えて、夢追い人として命を削っていくこと自体を美しく思ってる人間が集まって話すんで、「その考え方おもろいね」って、いつもそんな話をしてます。2曲をセットで出したかったのも、「ポップス」がオープニングで、「僕らの事にさせて」がエンディングになる、1本の映画みたいな感覚がしたからなんです。あと、歌い終わって2人から「よかったですよ」って言われたんです。あの時、本当に救われた気がしたんですよね。この2曲のプロジェクトはそれがすべてだったのかもしれません。もちろん、これからライブで歌う時も今から楽しみなんですけど、そのために、まずは僕はこの2曲をしっかり身体に馴染ませようと思います。
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リリース日:9月23日(水)
https://jeremyquartus.lnk.to/pops
リリース日:11月4日(水)
https://jeremyquartus.lnk.to/bokuranokotonisasete
Jeremy Quartus
https://www.instagram.com/mrjeremyquartus/
