「全感覚祭19」より大阪の出演者とエキシビジョン詳細が発表。音楽とアート、そしてそこに集う人たちによる祭りが興る

ドキュメンタリー映画『Tribe Called Discord：Documentary of GEZAN』の公開やフジロック・ホワイトステージでの熱演／熱狂、そしてフロントマンのマヒトゥ・ザ・ピーポーは初となる小説『銀河で一番静かな革命』を発表（即、重版！）などと、ますますGEZANの熱波は広がっている。そのGEZAN主宰のレーベル〈十三月〉によるフェスティバル「全感覚祭19」は今年、大阪（9月21日開催）・東京（10月12日開催）の2度に渡って行われるが、すでに第一弾出演者が発表されていた東京に続き、大阪の出演者がこのたび発表された。

これは昨年の「全感覚祭」でのワンシーンだが、まあ今年もとんでもないことになるのは確実。さらに今年は、これまでと同じく入場料フリーに加えてフードもフリー、という挑戦、挑発を突きつけてきたもんだから、最高だ。ちなみにフリーとは「無料」ではなく「自由料金」ということ。そのあたりは以前、本メディアで行った対談記事にも詳しい。

今回のアナウンスでは、2会場のエキシビジョンのラインナップも発表されたが、これがまたEYESCREAMドンズバすぎて、よくお世話になっているあのフォトグラファーも、取材をしたあのクリエイターやあのショップも、まだ会えてないけど取材したいなと思っているあの人も、さりげなくUNDERCOVERの名前もあって、なんなんだ、強烈だ。

音楽、アート、フード。いよいよ輪郭が見えつつある「全感覚祭19」だが、すでに発表されている第一弾ステートメントにもあるように、この祭りの主人公は、その場にいるあなた自身。そしてそれがすべてだ。

最後に、今回から全感覚祭での十三月の立場をorganizerという言葉を使うのをやめてfacilitatorと呼ぶことにした。このお祭りの中心・主催ではなく、調整役。あくまで食べて、踊るのはあなたで、その主人公はあなた自身。わたしたちはその街に電気を通す導線になる。人が笑うのに権力はいらない。
（マヒトゥ・ザ・ピーポーによるステートメントより抜粋）