去る9月13日、配信ライブ LIVEWIRE PUNPEE「Sofa Kingdomcome」が開催された。PUNPEEのワンマンは、2018年の新木場STUDIO COASTでのライブ以来、約2年振り。ファン待望の公演となったこの日の模様を、フォトレポートで振り返る。
夏の恒例行事であったフェスや、密の中暴れ狂うライブもご無沙汰な今日この頃において、音楽のシャワーを浴びる唯一の手段がライブ配信。週1程度のペースで開催されるスペシャ主催のライブ配信コンテンツ、LIVEWIREを楽しみにしているヘッズも多いのではなかろうか。カネコアヤノによるこけら落とし公演を皮切りに、SuchmosやYogee New Waves、Awichなど、幅広いラインナップで開催されてきた。
今回、満を持しての登場となったPUNPEEは、7月に配信リリースした最新作『The Sofakingdom』の収録曲含む、全10曲を披露。本公演の見所はなんと言っても、CGやARの最新技術を駆使した映像演出だ。ARで作られたフニャフニャBIM(後に本物のBIMに蹴り飛ばされる演出も)の登場や、ライブハウスでは絶対に見ることのない、リアルな象やライオン、カバ、シマウマも出現し、PUNPEEと共演を果たす。
渋谷のManhattan Records前に自転車に乗ったPUNPEEが登場すると、「P.U.N.P.(Communication)」にてライブは開始。
ラップと共に渋谷の街を歩き、今宵の会場WWW Xへ。
検温と消毒をしっかり済ませたPUNPEEのショータイムが開始。
「The Sofakingdom」のジャケットを再現したセットの中で、「The Sofakingdom VR」を披露し、KREVAとの楽曲「夢追人」に続いた。
ARのBIMとBIM、PUNPEEによって披露された「BUDDY feat. PUNPEE」。
この後、ライブ配信の先輩BIMによる、公開反省会へと続く。
ラストには、1stアルバム『MODERN TIMES』のジャケットに描かれているタイムマシーンも出現。過去と未来の“板橋駅”をバックに「タイムマシーンにのって」を披露。バーチャルとリアルの狭間で、エンディングを迎えた。
約40分と短いパフォーマンスではあったが、最新技術+映像+音楽の全てを遊び尽くした「Sofa Kingdomcome」は、進化し続ける音楽シーンの更なる可能性を提示し、PUNPEEというエンターテイナーに、配信ライブの醍醐味を味あわせてもらった。なお、 9月20日(日)23:59まで本公演のアーカイブ視聴が可能なので、見逃した方はぜひLIVEWIRE WEBサイトをチェックしていただきたい。(チケットは同日21:00まで購入可能)
9月26日(土)にはOfficial髭男dism、9月27日(日)にはTENDREのライブを控えるLIVEWIRE。秋の夜長は家でビール片手に、ライブ配信を観るに限る。
INFORMATION
LIVEWIRE PUNPEE
「Sofa Kingdomcome」
01 P.U.N.P. (Communication)
02 Renaissance
03 The Sofakingdom VR
04 夢追人 feat. KREVA
05 Freestyle
06 Scenario (Film)
07 BUDDY feat. PUNPEE
08 夜を使い果たして feat. PUNPEE
09 GIZMO (Future Foundation)
10 タイムマシーンにのって
https://livewire.jp/