甘いものは好きですか? 今回オススメしたいのはスイーツ好きにもそうでない人にも是非食べていただきたいお菓子。もちろん、ただの美味しいスイーツというわけではない。カルチャー好きに試していただきたいひと品だ。その名も”くらやのてりんぬ”、テリーヌだ。
まず注目したい点が、この”くらやのてりんぬ”をプロデュースしているのが、Hidejiというイラストレーター/グラフィックデザイナーとして活動しながらフォトグラファーチームも運営している人物であるということ。タイポグラフィにも定評のあるデザイナーであり、”くらやのてりんぬ”のパッケージデザインも自身が手掛けている。ハコの作りも実にしっかりしており色味も渋い。こういう特別感あるパッケージに包まれているものは手にすると何だか嬉しい気持ちになってくる。
味の方はというと、パッケージに記載されている通り”しっとり濃厚”。芋のてりんぬと栗のてりんぬがあるが、深い甘味が楽しめるのが栗の方。一方で、芋の方はさり気ない甘さがあって、芋の質感がしっかりしていて舌触りも良い。上質な焼き芋をそのまま齧っているような食感も面白い。どちらも香り豊かでパッケージを開くとふわっと良い匂いがしてくるのも特徴的だ。
ティータイムにコーヒーやお茶と一緒に食べても、もちろん合うのだが、個人的に推したいのはウイスキーとの組み合わせだ。味のキレがよく、甘くて濃厚なのにすっきりと食べれる”くらやのてりんぬ”は、例えばアイラモルトのアテにしても最適だった。
ウイスキー好きであれば、スコッチを愛飲している人も多いだろう。私の場合、常に棚に置いているのがアードベックなのだがピート香が強烈でアーモンドやナッツぐらいでないと釣り合いが取れないぐらいに個性が強い。そこで『ひょっとすると合うのでは?』という好奇心から”くらやのてりんぬ”とアードベックを合わせてみたのだが、これが、もうバッチバチにハマった。
強烈な味のウイスキーと、優しくて切れ味の良い甘味を持つ”くらやのてりんぬ”のバランスが絶妙で、常に味覚をリフレッシュしながら秋の夜長のリラックスタイムを過ごすことができたというわけだ。言うなれば、スイカに塩・お汁粉に塩昆布、みたいな感じですかね。これ、カロリーは気になるけどアリだな、と。
こう書いてしまうとお酒用のスイーツのような気がしてしまうが、もちろん全然そんなことはない。「誰とでも一緒に楽しめる」ことをコンセプトに開発されたテリーヌということもあって、誰でも美味しく食べることができる。おやつやデザートとして食べる方が正しい味わい方なんだろう。
日に日に味が熟していくというのも面白い。1日1切れを頑張った自分へのご褒美に……という気持ちで食べるのもいい。半冷凍〜常温まで、それぞれの温度でも微妙に味が異なってくるので好みをテイストを探してみるのも面白いかも。ちなみにお酒 に合わせるなら半冷凍が美味だった、というのは個人的な感想。
ちなみに、横浜のTHE PEAT HOUSEやINCredible COFFEE 高円寺店・新橋店でも、コーヒーと一緒に楽しめるので、試食したい人は、まずお店に行ってもいいだろう。
デスクワークなど頭を使う仕事をしている人も、たまに甘いものを食べるとスッキリするので良いのではないだろうか。
ということで、クリエイションに頭をこねくり回している人へ。この秋に食べてほしい洒落た渋いスイーツのご紹介でございました。
INFORMATION
くらやのてりんぬ
(栗と芋)くらやのてりんぬ ¥7,000(TAX IN)
(芋)くらやのてりんぬ ¥3,500(TAX IN)
(栗)くらやのてりんぬ ¥4,000(TAX IN)
送料全国一律 ¥770(TAX IN)
https://www.kurayamono.com/
製造所:ひるげゆうげ くらや
営業時間:金土日月曜 12:00-15:00
茨城県稲敷郡阿見町実穀 1526-4
029-896-3357
http://kurayasoba.com
https://instagram.com/kurayasoba
INCredible COFFEE 高円寺店
東京都杉並区高円寺北2-22-3第2美々マンション1階A号
INCredible COFFEE 新橋店
東京都港区西新橋1丁目14西新橋杉浦ビル 1階
https://www.instagram.com/inc_coffee_koenji/
THE PEAT HOUSE
横浜市中区野毛町1-6-103
https://www.instagram.com/the_peat_house/