カルチャー・ファッションメディアの編集者が試しにPloom TECHを使ってみたらどうなった?

街を見渡せば、まったくもってヘビースモーカーには辛い時代だ。世間を渦巻く禁煙ムーブメントの勢いは凄まじく、嫌煙家も激増しているように感じる。たばこを吸っているだけで、妙齢のオバ様から舌打ちされることなんて日常茶飯事だ、例えそれが街の喫煙スペースであったとしても。昭和中期には男のイケてる嗜みの一つであった文化が、時代を経てこうも悪者扱いされるとは。副流煙なんて言葉、15年前には聞かなかったぜ。時流というのは、げに恐ろしきものである。
WEBや雑誌を中心にファッションや音楽などのサブカルチャーに編集者として携わって数年。クリエイターをはじめ、この業界に携わっている人間には愛煙家が多かった。それは今も変わらないことなのだろうが、確かに感じるのは、徐々に紙巻きたばこを手放している人が増えているということ。

ここで1つ、知り合いの話をしよう。
とある音楽レーベルに勤務する30代半ばの友人は少なくとも1日1.5箱は吸い上げるチェーンスモーカーであった。ライブ会場に到着して、まず一服。機材搬入の合間に一服。アーティストを楽屋に迎えて一服。リハの準備を見守りながら、さて一服と。2時間の合間に4服である。開場前の手持ち無沙汰なときには、そのスピードはさらに増し、一公演終えるまでにひと箱吸い終えてしまうなんてことはザラであった。そんな彼がふと、日々の生活にPloom TECHを導入したのである。場所に応じて紙巻きたばことPloom TECHを使い分けるスタイル。その彼曰く「オレは負けない」とのことであったが、何に負けないつもりでPloom TECHを手にしたのかは皆目検討もつかない。何でも勝ち負けで分ければいいもんじゃない、そう思った。とにかく、たばこを吸っては次に火をつけ、の姿しか思い出せないような知人が、こうした方向転換に踏み切ったということ、これは衝撃であった。

確かに私も紙巻きたばこだけでは生活していて不便を感じることが多くなった。まず打ち合わせをしにオフィスや喫茶店を訪れても、ほとんどが室内禁煙。ライブハウスですら分煙というハコも多い。事務所内で愛煙家は私だけなので、当たり前だが喫煙時には外に行かなくてはならない。街を見渡しても喫煙スペースを探すのには時間がかかる。こうした仕事上のロスをカットするため、そして時代に見合ったスタイリッシュな紳士たるべく、私もPloom TECHを手にすることにしたのだ。ちなみにPloom TECHは累計販売数量が2018年7月時点で400万台を突破している。スゴい。

Ploom TECHを選んだのには下記の理由がある。

・においがほとんどない
・デザイン的にシャープで黒いのでカッコいい
・充電がUSBでできるので楽
・専用たばこカプセルの取り替えが楽だし灰皿が不要
・いちいち充電しなくてもイケる

非喫煙者の人と同じ空間で仕事するにあたって気をつけなくてはいけないのは、何よりにおい!! 紙巻きたばこでなくてもクサいと言われては元も子もへったくれもありゃしない。ということでPloom TECHは“手軽に導入できそうである”のひと言に尽きた。

SCENE.1 OFFICE

というわけで作業拠点である自分の事務所内。おもむろにPloom TECHを使っても隣席の人間(非喫煙者)からはお咎め無し。普段ならここで席を立って外の喫煙スペースに行かなくてはならないので、時間にして10分間短縮し、その分メールや資料のチェックができた。


と、調子に乗っていたら充電が切れたが、PCでできるのでUSBポートに刺すだけ。「楽じゃん、、、」と一人ごと。

私が選んだ専用たばこカプセルはコレ。

メビウス・レギュラー・フォー・プルーム・テックである。そのほかにもメンソールやフレーバー系など種類は多々あるが、ほぼ無味で好みに左右されない味なのが気に入った。この1箱に1本の専用カートリッジと専用たばこカプセルが5本、ラムネみたいな感じで梱包されて入っている。


使用時にLEDが青く光るのもなんか洒落てる。

SCENE.2 MEETING

続いて夜には、クライアントや関係者と打ち合わせで事務所にお邪魔するも、ここは狭いうえに喫煙不可。長時間に及ぶミーティングだが白熱しているので1人外へ抜け出すわけにはいかない。ということでPloom TECHの使用許可を願い出たがOKだった。まったく気にならないとのこと。やはり匂いがほとんどないのが大きい。例えばスタイリストさんとコーディネートの打ち合わせをするときなんか、借り物の洋服にたばこの匂いを残すわけにもいかないわけだし。

というわけで、Ploom TECHを使用して1日。もちろんタイミングで紙巻きたばこも吸ったが1日1箱を消費する私が半分くらいで済ませることができた。そのうえ、たばこが吸いたくてイライラすることもなかった。金銭的にもちょっと助けになるのかも。

人に会うことが多い仕事をしている私にとって、紙巻たばこ+Ploom TECHの組み合わせは有効なのかもしれない。うん、使っていくわ、コレ。