ART 2022.02.15

写真家・山本佳代子の個展「⚾満 塁⚾」が開催。冬の旭川を切り取ったおよそ100点を展示

EYESCREAM編集部
EYESCREAM編集部

写真家・山本佳代子による個展「⚾満 塁⚾」が、新宿ビームスジャパン5FのB GALLERYにおいて2月18日より開催される。

山本佳代子は埼玉県出身、東京都在住。主にミュージシャンのポートレートやライブ写真を手掛け、EYESCREAM WEBにおいても連載シリーズの撮影を担当している。2020年のパンデミック下の東京で、バルコニー越しの友人を撮った「#balconyshootingtour」も話題となり、この作品群がビームスの「会いたい。」ムービー制作のきっかけとなった。

作家にとって初の個展となる本展では、2021年冬にアーティスト・イン・レジデンスで54日間の滞在をした北海道・旭川において、作家自身が見て感じてきた写真作品およそ100点を展示。曰く「人生観をリセットしてくれた旭川での愛おしい日々の記録たち」となっている。開催を記念して、旭川在住のタトゥーアーティストFLATの描き下ろしによるオリジナル「ゆるゆるMANRUI」Tシャツも数量限定で販売される。

以下、作家からのコメントだ。

「知らない土地で暮らしてみたい」、そんなことはずっと思っていた。
生まれ育った埼玉と、23から暮らしている東京と、それしか知らなくていいのかなあと。

2021年冬、初めて見知らぬ街で生活をした。
北海道の中心に所在する街、旭川。
ほぼ毎日雪かきは必須だし、寒い日の朝は水道だって凍って使えない。
車がないとどこにも行けないし、ハンズも無いしアマゾンも翌日届かない。
けれどそんな生活だからこそ、助け合いとクリエイティビティが自然とそこにはあって。

とにかく無我夢中だった。無我夢中で出会い、撮影させてもらう日々。
心も時間も体力も脳みそも満ち満ちのパンパンでもうはじけそう無理!! まじ「満塁」〜〜!!

そして3月、雪も溶け始めこの旅が終わろうとしてる頃、知らず知らずのうちに纏っていたわたしの鎧も軽くなっていた事に気付いた。

ちょうど一年前の今ごろ、愛と暖かさに溢れていたわたしの54日間を共に感じてもらえたらうれしいです。

INFORMATION

山本佳代子 写真展「⚾満 塁⚾」

会期:2022年2月18日(金) – 3月6日(日)11:00 – 20:00
会場:B GALLERY(東京都新宿区新宿3-32-6 ビームスジャパン5F)
入場無料 / 撮影可
https://beams.co.jp/bgallery
https://www.instagram.com/kappikka/

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