ART 2024.05.31

画家・落合翔平の高知初個展「凸(デコ)」がOKYAKUで開催。沢田マンションへの驚愕と尊敬の念をもとに描く

EYESCREAM編集部
EYESCREAM編集部

画家・落合翔平の個展「凸(デコ)」が、6月1日より高知市・鏡川沿いのショップ/ギャラリーOKYAKUにおいて開催される。

落合は1988年埼玉県大宮生まれ。2018年から画家として活動を始め、日用品や玩具など、身の回りにあるアイテムを描いたペインティングやドローイングを発表してきた。ダイナミックで予想不能な形状や立体感、力強い筆圧で描かれた線画が特徴で、ファレル・ウィリアムスが主催するデジタルオークションハウス「JOOPITER」に作品を提供するなど、国内外で活動の幅を広げている。

高知初個展となる本展では、画家・落合翔平的「高知」を展示。とくに1971年の着工よりセルフビルド増築を繰り返したことで有名な沢田マンションへの入れ込みようなすさまじかったようで、同マンションの文献を読み漁り、沢田家とも交流をもち、実際に滞在し資料収集を重ね描く、全景、ディテール、圧巻の計30点を発表予定。

作家は、沢田マンションを見た時、驚愕と尊敬の念を抱くと共に、シンパシーを感じたと言う。
消しゴムで消すのが難しいほど、圧倒的筆圧で力のある線を描く作家は、修正の為、 時に作為的にでもあるが、紙やキャンバス地を貼り重ね、書き足し、描き直す。作家自身が「増築」と称するそのこの行為は、まさに沢田マンションの増殖するポリゴンのごとき姿と重なる。
スクラップ&ビルド文化圏の日本で、異端とも言えるビルド&ビルドの両者の果てしなき創造への執着が垣間見える展示となっております。
(プレスリリースより抜粋)

展示初日には、沢田マンションの次世代を担う澤田倭芳那を迎え、落合とのトークセッションが開催される。

INFORMATION

Ochiai Shohei「凸(デコ)」

会期:2024年6月1日(土) – 6月30日(日)
会場:OKYAKU(高知県高知市唐人町1-9 2F)
11:00 – 19:00(日曜は18:00まで) ※火曜定休

*落合翔平 × 澤田倭芳那 トークショー:6月1日(土)17:30〜

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