ART 2025.07.24

村本剛毅による個展「Univocity of Mediation: Beautiful Medium」が開催。独自の「媒体」を発明/彫刻する実践

EYESCREAM編集部

アーティスト、村本剛毅による個展「Univocity of Mediation: Beautiful Medium」が、parcelNEORT++の共同展として8月2日より開催される。

村本剛毅は1999年山口生まれ。東京を拠点として、独自の「媒体」を発明/彫刻する実践を通じて、知覚やコミュニケーション、移動を含む「媒介」について探求している。 本展では、複数作品を同時に公開する村本の初個展として、代表的な3つのシリーズ《Imagraph》《Lived Montage》《Training Wheels》が展開。村本の実践する《媒体芸術 / Medium-Art》そのものが提起されるラディカルな展示となる。

Goki Muramoto Imagraph (series), 2020-, mixed media
Photo by Kai Fukubayashi

Goki Muramoto, Lived Montage, 2021-, mixed media
Photo by Kai Fukubayashi


Goki Muramoto, Lived Montage, 2021-, mixed media
Photo by Kai Fukubayashi

Goki Muramoto, Training Wheels, 2022-, mixed media

以下、作家ステートメントだ。

もし「メディアはメッセージである」ならば、
そのメッセージを詩として書くことができるのではないか?

あらゆるものは何かを介して移動する。
(介されるものの爆音の中で、)介するものが介することによって介する時だけに鳴らす別の音に聞き耳をたて、
マーシャル・マクルーハンはメディアをメッセージと呼んだ。いつからか私の体はこの音でも震えていて、私はその音が自分によっても鳴らせるものであることに気づいた。

私の仕事は、美しいメディアを作ることである。
Meine Aufgabe ist es, ein schönes Medium zu schaffen.

この展示は、とりわけ視覚をめぐる3つのメディア — 瞼を通して閉じた眼にビデオ見せる投影機 Imagraph, 同じものを見た他者と視界を映画的に共有する眼鏡 Lived Montage, 指定された一文の信念を強制されながら景色を見るためのリング Training wheels — を紹介するとともに、この仕事、そして媒体芸術/Medium-Artを提起する。

村本剛毅

INFORMATION

Univocity of Mediation: Beautiful Medium
A Solo Exhibition by: 村本 剛毅

会期:
NEORT++ / 2025年8月2日(土) – 8月17日(日)
parcel / 2025年8月2日(土) – 8月24日(日)
会場:NEORT++ / parcel(東京都中央区日本橋馬喰町2-2-14 まるかビル 2F & 3F)
休廊:月・火 ※parcelは8月13日(水) – 8月17日(日)夏季休暇

*オープニング・レセプション:8月1日(金)18:00 – 21:00

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