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OUR FILMs ー〈写ルンです+〉で楽しむ記憶の輪郭ー #01 矢部ユウナ
◼︎写ルンです+(プラス)
https://quicksnap.fujifilm.com/app/jp/
◼︎矢部ユウナ
https://www.instagram.com/yunaaay1030/
https://www.youtube.com/@yunayabe
あのクリエイターは毎日、どんなふうにすごしているんだろう? きっと日々の何気ない瞬間から、そのときは気づかずともインスピレーションを得ている、そんな気がする。意識される前の、記憶のかけらこそクリエイションの源泉だ。
〈写ルンです〉で撮った写真の画像データ受取アプリである〈写ルンです+(プラス)〉とともに、あの人たちの目線をのぞきながら、ぼやけていく記憶の輪郭を捉えていく連載企画「OUR FILMs」がスタート。#01は、東京を拠点にDJとして活躍する矢部ユウナが登場。音楽フェスやクラブイベント、ファッションパーティーと幅広く活躍する彼女が写し出した『私の夏休み』。その眩い瞬間たちを、彼女もたびたびDJ出演する渋谷のミュージックバー、BOUNCEで一緒に振り返った。
矢部ユウナが捉えたのは、海の家や古本&古着巡りから、DJの現場、そして朝方の様子まで時間帯もオン/オフもさまざまながらも「“カメラを向けられている”という写真ではなく、カメラを意識しないままの何でもない瞬間も撮りたかった」というものに。「“マイフィルム”って、〈写ルンです〉で撮った写真だけがひとつにパッケージされているので、『この日の、このとき!』みたいに記憶とすり合わせていくのがおもしろい。この27枚が記憶の線になっていくというか、連番みたいになっているので、見返したときにそういった楽しさもありますね」と話す、“マイフィルム”機能を使いながら『私の夏休み』な写真たちを見ながら思い出しながら話してもらった。
〈写ルンです+〉の“マイフィルム”は、現像済みの画像データをフィルムごとに見返せる機能。
「昔の雑誌や古本が好きなので、古本屋にはよく行きます。これは千葉に行ったときのブックオフでの写真。普段から1人で行動するのが好きで、このときも1人で。フラッシュの関係もあって鏡越しの写真の撮り方が難しかったんですが、これも挑戦した1枚。と、そのときの戦利品です」
「ブックオフのあとに行った、千葉のチャルカバザールという古着屋。よく行くお店で、倉庫みたいに大きいなかを掘り出し物を探しているときに撮った1枚」
「夏だからこその遊び方をしたいなと思って、友達と一緒に森戸海岸の海の家OASISに行ったとき。着いて早々の浮かれ感を撮ってもらいました。この日はちょうどRikie-Gがライブをしていて、いい時間でした」
「これはOASISから少し行った、岩場のほうで夕日をバックに撮ったもの。知らない人に『撮ってください』って声をかけて撮ってもらったんですけど、今回そういったコミュニケーションも楽しかったですね。年齢層の高い人は『懐かしい』って言いながら撮ってくれて、それこそ私よりずっと若い人に頼むと、使い方がわからないから教えるところから始まる。そのギャップもめっちゃ面白かった」
「これは自分らしくない写真かも。白金のほうに夏祭りに行った帰りに、友達の行きつけのスナックに行って。普段あまりカラオケで歌うことはないんですけど、この日は酔っぱらっていたようで歌ってますね。何の曲を歌ったんだろう? これはたぶん隣のお客さんが撮ってくれたっぽいんですが……あまり覚えてない(笑)。たぶん私が、『ご自由に撮ってください』みたいな感じで〈写ルンです〉を置いていた気がします」
「音楽イベントの後に、そのままみんなで家に帰ってきて朝まで飲み明かすことが多いのですが、このときは途中からDJパーティーが始まったような記憶が……。朝方みんなが帰ったあとに、レコードがぐちゃぐちゃになっているのを見て、『片付けるのめんどくせえ』の1枚です。DJ初心者の友達の仕業ですが(笑)『こんなにぐちゃぐちゃになってたんかい!』という。でもこれ、いい写真ですよね」
「家で撮った、ぽんずと彼氏との写真。これも気に入っています。友達が撮ってくれるとなって、ぽんちゃんに『カメラのほう見て』って誘導しているときの1枚。 ぽんちゃんに鼻を舐められている瞬間の写真になりました。 撮ったときは『そんなにうまくはいかないよね』と言っていたのですが、現像されたのを見てみるとすごく自然体でいいですよね」
「これは前の日に飲みすぎて完全な二日酔いで動けなくなっているときの、ぽんちゃんとの2ショット」
「BOUNCEでは月2〜3回、DJをやらせてもらっています。クラブっていまはフラッシュ禁止がほとんどじゃないですか。なのでイベントが始まる前に撮らせてもらいました。本当はイベントのときに出演者さんと撮りたかったのですが……。私の出番がDJ KOCOさんとDJ KENTAさんに挟まれていたので、自分的には緊張した日です。撮ってもらいながらも、頭のなかでは『今日は何をプレイしよう?』とずっと考えていました」
この〈写ルンです+〉には、お気に入りの写真でスライドショー動画を作ることができる“フォトムービー”機能も。矢部ユウナによるフォトムービーがこちらだ。実際に作成している際に「最初からリールサイズになってるんですね。簡単にクオリティの高いリールができるとなると、みんなこれを知ったらすぐ使い始めそう!」と興奮気味だったのを付け加えておこう。
「この〈写ルンです+〉のアプリは、『現像中』などの画面で今のステータスがわかるので、現像されるまでのワクワク感がありました。この写真を友達に配るのも楽しみ。きっとみんな忘れているから、『こんなことあったね』ってみんなで振り返りたいですね。普段はフィルムよりデジタルを使うことが多いのですが、改めてフィルムで撮ってみて面白いなと思いました。デジタルやスマホだと、『みんな撮るよ、はい、チーズ』という撮り方が多いじゃないですか。でも〈写ルンです〉だと、ぱっと一瞬を撮りたくなることが多くて、それも楽しかった。いつもキメすぎちゃうから、サクっと撮れたほうがよかったりもする」
「〈写ルンです〉って、撮っているときから盛れてる自信があるんですよね。光の感じがいいのかな? スマホで撮るときって50枚撮って1枚いいのがあるかないかくらいのレベルだけど、そこがまったく違うなと思いました。スマホで撮るよりも、そのときの感情が入っている気がする。もっと撮りたかったな……。次は海外旅行でも持ち歩きたい!」
スマホで撮った写真が、数ヶ月後には記憶にもライブラリにも埋もれている、という経験は誰にでもあるはずだ。フィルムごとに思い出が見返せる〈写ルンです+〉なら大切な瞬間に名前をつけることで、その記憶をあざやかに引き出してくれるだろう。それがまた、いつかのインスピレーションになるかもしれない。
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◼︎写ルンです+(プラス)
https://quicksnap.fujifilm.com/app/jp/
◼︎矢部ユウナ
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https://www.youtube.com/@yunayabe