[Interview]SWEET LOVE SHOWER 2025
go!go!vanillas、ラブシャで感じた“らしさ”とUMBROとの共鳴

[Interview]SWEET LOVE SHOWER 2025
go!go!vanillas、ラブシャで感じた“らしさ”とUMBROとの共鳴

晴天のLAKESIDE STAGEでSWEET LOVE SHOWER 2025の一日が幕を開けた朝。トップバッターを飾ったのは、go!go!vanillas。自然と音楽が調和するこのフェスを誰よりも愛する彼らにとって、このステージは特別なものだった。
今年はUMBROとSLSのコラボTシャツを着用しての撮影&インタビューを実施。UKカルチャーに根ざした彼らのファッション観や、ラブシャの記憶、そして秋以降の活動について語ってもらった。

──「Sweet Love Shower」でのライブお疲れさまでした。朝一番のLAKESIDE STAGE、晴天で気持ちよかったと思いますが、いかがでしたか?

牧達弥(Vo, gt):気持ちよかったです。去年が土砂降りでそれも思い出になりましたし、ラブシャは本当に素晴らしい自然との調和を味わえる環境ですよね。毎年来ていますが、気持ちが良いです。アーティスト側にそういう空気感があるからこそ、お客さんにも開放的な気持ち良い音が届けられるのかなと思いました。

──昨年は土砂降りだったという話もありましたが、これまでのラブシャでの印象深いステージやエピソードがあれば教えてください。

:やっぱり土砂降りの去年はすごく印象的でしたね。あと、2023年に、UNISON SQUARE GARDENの斎藤宏介さんの弾き語りステージにゲストとして出演させてもらって。その日も嵐だったんですけど(笑)、アコースティックで気持ちよかったですね。改めて、いろんな楽しみ方ができる場所だなと思いました。

柳沢進太郎(Gt):僕は加入して初めて出たラブシャも雨で。買ったばかりのギターを下ろした日だったんですよ。もちろんギターはびちょびちょになって、試練だなと思いました。でも愛着も湧きました。いい思い出です。

長谷川プリティ敬祐(Ba):毎回、普段のフェスではなかなか会えないような仲間や、あまり見られない先輩を見られるというのがうれしくて。昔、andymoriと同じ日に出たときは、メンバーみんなで見られてうれしかったですね。

ジェットセイヤ(Dr):見たライブで印象的だったのは矢沢永吉さん。始まったときは雨が降っていたんですけど、永ちゃんが「俺が雨を止ませる」と言って。そしたら1曲目が終わって止んでました。

一同:すごい!

セイヤ:あと、ラブシャって前乗りのとき民宿に泊まるんですよ。それが修学旅行みたいで楽しいですね。3人部屋とか4人部屋で。

柳沢:枕投げした記憶ある。

セイヤ:そうそう。なかなかみんなで民宿に泊まることってないからそれも印象深いです。

──そして今回の撮影ではSweet Love ShowerとUMBROのコラボTシャツを皆さんに着ていただきました。牧さんは普段からUMBROをよく着られるんですよね?

:はい。UMBROはプレミアムリーグのユニフォームを手掛けていたりして、UKのイメージがありますよね。それこそオアシスがマンチェスター・シティFCのユニフォームを着ていたりして。普段からUMBROのセットアップのジャージなどを着ていますし、贔屓目なしに一番好きなスポーツブランドです。

──そんな牧さんは、今日サッカーシャツをチョイスされました。今日の着こなしのポイントを教えてください。

:なぜかいつもラブシャではゲームシャツを着ているんですよ。だから今日もライブ衣装のような、いつも通りといった感覚ですね。さっき、このUMBROのシャツを着ていたら、友達のバンドマンに「それ、めっちゃカッコいいやん」って言われました。確かにこの色味と素材の感じ、すごくカッコいいですよね。

プリティ:僕は逆に普段UMBROを着ることがあまりないなと思っていたんですけど、UMBROとBLK White Mountaineeringのコラボの短パンを持っていることに気づいて。だから今日はそれと合わせてみました。

柳沢:僕はTシャツの中のデザインにオレンジが入っていたので、靴下で色を拾いました。

セイヤ:サングラスも?

柳沢:そうそう。小物は茶色で統一しました。

:このTシャツ、丈感もいいですよね。

セイヤ:そうそう。それでいてボディは大きいので、下も大きめだと良い感じになるかなと思って、僕は大きめのパンツと合わせてみました。色もかわいいですよね。僕が着ているTシャツは白地に“SWEET LOVE SHOWERカラー”で。

──撮影のときに、何かのCDジャケットを彷彿とさせるというお話をされていましたね。

セイヤ:Vulfpeck の「Animal Spirits」ですね。このTシャツのデザインを見た瞬間に「これだ!」って思いました。

──音楽とファッション、ご自身の中ではどうつながっていますか?

:僕はまさにさっき言ったようにUKが好きなので、好きなアーティストからファッションも知っていくことが多かったです。UMBROも、中高生くらいのときから「これで俺もリアムだ!」みたいな感じで着ていました。特にイギリスのアーティストってイギリスの文化を大切にしているので、自然と僕もイギリスのものを選んで着ていたように思います。

プリティ:僕は10代の頃からポール・ウェラーに憧れていて。ポール・ウェラーはフレッドペリーを着ている印象があったんですけど、10代のときは手が届かなかった。だけど20歳を超えたくらいからちょっとずつ買えるようになって、今はステージでフレッドペリーを着ることが増えています。昔は買えなかったので、「今、俺、フレッドペリーを着られてる!」といううれしさもあります。

柳沢:僕は意識しているわけではないんですけど音楽の匂いがするブランドを辿っていくと、だいたいメンドインイングランドであることが多くて。今日履いているこのパンツも、「これいいですね」と店で手に取ったら「コールドプレイのガイ(・ベリーマン)が作っているパンツですよ」と言われて買ったものなんですよ。好きな音楽とファッションが密接に繋がっている証拠なのかなと思いますね。

セイヤ:自分はギターウルフが1番好きなんですが、ギターウルフのメンバーもそうだし、ラモーンズとか、みんな革ジャンを着ているので、その遺伝子のまま自分も革ジャンを着ています。ちなみに、着ている革ジャンはルイスレザーというロンドンにあるブランドのものなので、ここでもUKにつながってくるっていう。

──最近、「これは自分っぽい」と思った服やアイテムがあれば教えてください。

柳沢:タイトなパンツに合わせて履くような、Vivienne Westwoodのアタッチメントスカート。それはめっちゃ良かったです。アイルランドの民族衣装っぽいニュアンスと、ヴィヴィアンの派手な感じがうまいことクロスオーバーしていて。今日もこのあと、それに着替えてラブシャを楽しむ予定です。

セイヤ:ラブシャ最終日に、忌野清志郎さんのトリビュートバンド「SWEET LOVER SOULS」をとしてステージに立つのですが、そこにあわせてglambと忌野清志郎さんがコラボしたアイテムが出るので、それは全部ゲットしようかなと思っています。清志郎さんの絵がデザインされていたりして、カッコいいんですよ。

プリティ:逆に僕は自分では選ばないようなものの話でも良いですか? 普段自分からはあまり冒険しないタイプなんですけど、そういうものを人からプレゼントしてもらうのはすごくうれしくて。例えば、去年、牧にプレゼントしてもらったキャップはよく使っています。書いてある文字も良くて。

:「前回覇者」ね! それはロンドンのアイデア・ストアで買ったものです。そして僕はSTUDIO NICHOLSONが好きで。デザイナーさんの空気感が自分とマッチしていてよく着ていますね。あとは、友達がやっているブランド・DAIRIKU。DAIRIKUは毎回映画のテーマにしているんですけど、今年は「インセプション」がテーマで。袖が2つあるとか、世界を逆さまに描いたものとか、遊び心があっていいなと思っています。

──ファッションアイテムのほかに、最近感銘を受けたカルチャーや影響を受けた作品があれば教えてください。

:この間、映画「ベイマックス」を初めて見ました。すごくワクワクしましたし、温かい気持ちになりましたね。

セイヤ:芸人の永野さんの初監督映画「MAD MASK」。内容は言わない方が面白いと思うので、「とにかく見てみて!」って感じです。永野さんの言いたいことが全部言っているんだろうなと思いました。

柳沢:僕はこの間、星を見に行ったんですけど、ぎょしゃ座のカペラという星が異常に光っていて。「どしたん? 俺に何か用かい?」って思うくらい、何かメッセージを感じました。

プリティ:僕はアメリアのSF小説「プロジェクト・ヘイル・メアリー」。来年、映画になることも決まっているんですけど、めちゃくちゃ面白くて。上下巻あって、今、下巻の残り数十ページのところまできたんですけど、このペースで読んだらもう少しで終わってしまうと思ったらもったいなくなってしまって。今、ちょっと止めています(笑)。

──最後に、秋以降のバンドの活動予定を教えてください。

:9月24日にEP「SCARY MONSTERS EP」をリリースして、10月からはツアー「SCARY MONSTERS TOUR 2025-2026」が始まります。今回のツアーはホールのあとにはアリーナもあるので、夏フェスで蓄えた力を活かして、しっかり見せ方も考えながら、回れたらいいなと思っています。

──ツアーに来る方に、「こういうファッションをしてきてほしい」というおすすめはありますか?

:ぜひUMBROを着てほしいですね。僕も好きですし。

セイヤ:UMBROさん、コラボをしましょう!(笑)

INFORMATION

UMBRO × SWEET LOVE SHOWER

◼︎UMBRO × SWEET LOVE SHOWER
販売URL:https://spaceshowerstore.com/shop/900017
事後販売期間:9月12日(金)〜 9月21日(日)

◼︎go!go!vanillas
HP:https://gogovanillas.com/
Instagram:https://www.instagram.com/go_go_vanillas_official/