INFORMATION
西野壮平「Behind the clouds」
会期:2026年2月28日(⼟) – 4月12日(日)14:00 – 19:00
会場:PARCEL(東京都中央区日本橋馬喰町2-2-1 DDD HOTEL 1F)
休廊:月・火・祝日
協力:the amana collection
*オープニング・レセプション:2月27日(金)18:00 – 21:00
写真家、⻄野壮平による個展「Behind the clouds」が、2⽉28⽇より馬喰町PARCELにおいて開催される。
西野は1982年、兵庫県生まれ。2003年より、自らの脚で都市を歩き、撮影した膨⼤な数の写真を⼀点⼀点手作業で切り出し、貼り合わせることで、⼀枚の記憶の中の地図へと立ち上がらせる《Diorama Map》シリーズの制作を継続している。
本展では、《Diorama Map》シリーズにおける、約20年にわたる「東京」の変遷を辿る定点観測的な作品群とともに、飛行機の窓越しに捉えた「雲」を主題とする新シリーズ《FL350》が発表される。「Behind the clouds」と題された本展は、都市、旅、記憶、そして雲という要素を手がかりに、西野の写真表現がいかにして視点を拡張し、世界との距離を測り直してきたのかを体感する場となる。

Sohei Nishino, Detail from Diorama Map Tokyo 2024,
H241.6 x W181.5 cm, 2024

Sohei Nishino, Detail from FL350,005,
H.83 x W.135 cm, 2025
以下、アーティストステートメントだ。
“Diorama Map” series (2003〜)では、世界の20を超える都市を歩いてきた。
東京においては、2004年・ 2014年・ 2024年と10年ごとの姿を捉え、街の表皮と内臓をスキャンするように撮影を続けてきた。
幾層にも重なった多視点のレイヤーが、⼀つの生命体のように現れてくるその姿は、都市を通して見えてきた自分自身の肖像なのかもしれない。近年、大和絵に用いられる画面上の遠近法を見出す雲や霞といった表現に出会ったことで、雲という存在をさらに意識するようになった。
《Tokyo 2024》では、雲越しに見る風景を描くことで、写真と絵画の関係性を思考した。思えば、これまで続けてきた多くの旅は、ほぼすべてが“空を超えること”から始まっている。
空にある境界線を越え、未知なる世界に出会っていく経験は、島国に生きる私にとって“世界との距離を測る最初の儀式”のようなものであった。そうした気づきから着想を得て《FL350》(2025〜)の作品へと向かっていった。
この作品では、約10年前から飛行機の窓越しに撮影してきた断片的な風景を⼀つの作品として扱っている。
それらは「いつかの、どこかの」風景によって構成された、移動と時間の層が重なり合う地図でもある。
そして、空を越えて雲を眺めるという行為は、常に“その先にある世界を想像する”という思考の旅でもあった。ー西野壮平
INFORMATION
会期:2026年2月28日(⼟) – 4月12日(日)14:00 – 19:00
会場:PARCEL(東京都中央区日本橋馬喰町2-2-1 DDD HOTEL 1F)
休廊:月・火・祝日
協力:the amana collection
*オープニング・レセプション:2月27日(金)18:00 – 21:00