ART 2018.06.28

ユーモアたっぷり! 現代アーティストのデイヴィッド・シュリグリーのアートグッズがHowltにて取り扱い開始

EYESCREAM編集部
EYESCREAM編集部

LOWORKSの創設者・東治輝が立ち上げたデザイン/アートスタジオ兼ブランドのHowlt。2018年からオンラインストアがオープンし、iPhoneケースや他のブランドとのコラボグッズ、そして遊び心溢れるユニークなプロダクトも取り扱ってきた。そしてこの度、そのHowltのコンセプトに呼応するユーモアや遊び心たっぷりな現代アーティスト、David Shrigley(デイヴィッド・シュリグリー)のアートグッズの取り扱いが開始された。

“ぬいぐるみの権利”と書かれたぬいぐるみや、子どものおもちゃとしても遊べそうな蛇のようなキャラクターの文字通りのドアスネークなどなどユーモアに溢れたグッズが多数出揃っている。元々、ドローイングだけでなく、スカルプチュアやインスタレーション、ビデオなどの多様な表現を用いて現代美術界で注目されるデイヴィッド・シュリグリーだが、一方でユーモアや風刺に溢れたイラストや絵本、マンガなど形態でも話題を集めている。Tシャツの制作や書籍、ミュージックビデオのディレクションなど、マスカルチャー寄りのフィールドでも活躍しているのだ。そうしたマスカルチャーのなかにいて、風刺の利いたクリティカルな視座で表現することもシュリグリーの魅力のひとつといえる。

こちらのグッズなどは、まさにシュリグリーの魅力たっぷりのプロダクトといえるだろう。メディアでも話題になった、「ヘロイン」「コカイン」と書かれた調味料入れである。これに、砂糖や塩を入れて、実際に使えば白い粉が出てくる…というブラックユーモアたっぷりのおもしろいプロダクトである。ポップ且つヘタウマな質感のなかに忍びこませたエッジの利いた毒々しさ。バイラル的雰囲気も感じられる設計がさらにおもしろい。

これらのプロダクトは、メルボルンのアートショップ・Third Drawer Downとの共同開発によって生まれたもの。上述のHowltのオンラインストアにて取り扱われている。Howltは、“大人と子どもの間でコミュニケーションが生まれるデザインやアート”をコンセプトに掲げている。デイヴィッド・シュリグリーの作品はまさにそうしたプロダクトになっているだろう。シュリグリーのアートグッズは、今回紹介した以外にもいくつかあるので、気になった方はぜひHowltのウェブサイトをチェックしてみてはいかがだろうか。

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