寒くなってきたし古着屋で冬物をディグりつつ、久々にあのギャラリーにも寄ろうかな。最近気になってる人の展示もはじまってるみたいだ。あれ、行こうって話してたやつはいつまでだっけ。
ああ、行きたかったのにいつのまにか終わってた…なんてことにならないように、ここでアート情報をリマインドしておこう。今週末12月1日(日)までのものから、11月29日(金)にスタートした最新のものまでをピックアップ! EYESCREAM的行っておきたいアート展5選。
オーストラリアを拠点とするアーティストBrodie Jacksonによる日本初となる本展では、タトゥーのモチーフとなる約500点のイラストが並ぶ。彼のまわりの愛するものたちからインスピレーションを受けたアートワークはどれも可愛らしい…! キュレーションを勤めたPIGUによる10匣とのコラボスウェットも手に入れたいところだ。
NYを拠点に活動する写真家/視覚芸術家の土山知志の展覧会「Heat of Sand」は、土山がNYで暮らしてから今までの約13年間、生活や制作をする中で無意識的に興味対象が結びついた地、イスラエルにて撮影されたものだ。現地のダンサーやストリート、自然風景など物体や空間、肉体の形を、動的、静的にとらえ、シュールレアルかつ、アブストラクトな物語を表現している。
渋谷PARCOにオープンしたNADiffの新店舗、Meets by NADiff内の「WALL GALLERY」の第1弾企画として行われる、ファッションデザイナー/アーティストの津村耕佑による「鱗と神経」。新しく生まれ変わる/変わり続ける都市をテーマにしたインスタレーションが発表される。2020年を目前とした今、渋谷という都市像を感じていただきたい。会場限定アイテムも発売されるようだ。
ボアダムスの中心メンバーであり、個人でもアーティストとの共演やイラスト制作、DJとしても活躍中の∈Y∋によるサウンドインスタレーション「レコーン」は、「鉄工島FES 2019」で1日限り公開された内容を再構築したもの。タイトル名は、トウモロコシ科の植物を意味し、その鞘やはじける時のポップコーンの状態、「レコ実」の展示を行うという。一体どういうことなのか…足を運んでみてのお楽しみとしよう。
撮影後の写真を画像処理ソフトで編集することによって、「写真とは何か」というテーマを追求しているアーティスト、小林健太。タイトル名となった「The Magician’s Nephew」は、幼少期に読んだ「魔術師のおい」に登場する別の時空間へ移動できる湖と、映画「ファンタジア」の魔法使いの弟子に由来しているとのこと。写真の可能性への期待や、デジタルメディアへの考察を深めた写真・映像作品を感じていただきたい。
最近は手軽にSNSやネットでも写真や作品を見れちゃうけれど、質感やサイズ感までは実際に見ないとわからないもの。思ってたよりこうだった…! なんて発見や高揚感は、展示へ足を運ぶ醍醐味の一つだったりする。