ART 2019.11.21

津村耕佑による、渋谷という都市像をテーマにした「鱗と神経」展が開催

EYESCREAM編集部
EYESCREAM編集部

渋谷PARCOに11月22日オープンするNADiffの新店舗、Meets by NADiff内の「WALL GALLERY」第1弾企画として、ファッションデザイナー/アーティストの津村耕佑による最新作が発表される。

「もし、災害や戦争、失業などで家をなくしてしまった人々に、ファッションデザイナーである私は、どんな服を提案できるのか、またその服は平和なときにはどんな姿をしているのか」

こうした問いからスタートさせたプロジェクトFINAL HOMEにおいて、不安定な社会や震災などの非常時に「個」として立ち向かう礎としての衣服の存在価値を拡張させ、普遍的な機能をもった「都市型サバイバルウェア」を発表。以来、ファッションの既成概念を打ち破るアイデアとクリエーションで話題をさらってきた津村は、アートや建築、哲学、思想の世界ともつながるネットワークの構築から、独自の表現手法を開拓し続けている。

今回の展示では、新しく生まれ変わる/変わり続ける渋谷という都市像をテーマにした新作インスタレーションを発表。「生命体の基本単位である細胞は、増殖と死滅を繰り返し様々な部位へと変化する」という細胞の生成変化にインスパイアされた「Puzzle Wear」というプロジェクトを作品の基礎にし、都市の生成変化・新陳代謝を映し出す。なお会場でリミテッドアイテムもリリース予定だ。

INFORMATION

津村耕佑「鱗と神経」

会期:2019年11月22日(金) – 12月22日(日)
会場:Meets by NADiff / WALL GALLERY(東京都渋谷区宇田川町15-1 渋谷PARCO 4F)

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