羽田空港の対岸たった100メートルの東京ベイゾーンに位置する人工の島、京浜島。世界的にも貴重な技術を持った鉄工所や職人が集まるこの島において、2017年より行われている「鉄工島FES」の2021年版の開催が決定した。

現役稼働する島のさまざまな鉄工所を舞台として多彩なライブ／DJやアート展示をサーキット形式で展開してきた「鉄工島FES」だが、コロナ禍を受けて2020年は不開催。今年は「なんとか、その灯火が消えないように」という思いから、「鉄工島LIVE 2021」と銘打ちライブ一本のみとして9月23日に開催されることとなったのだが、そのメンツが強烈だ。すなわち、前衛舞踊家として世界的に知られる田中泯と、「元BLANKEY JET CITYの」という紹介も必要ないほどに異彩を放つドラマーの中村達也。体ひとつとドラムひとつによる「場踊り」と「場叩き」が、須田鉄工所において行われる。

今回、現場では限定20名のみとなるが、映像作品が後日オンラインにて公開予定とのこと。こちらも楽しみにしたいところだ。