ART 2021.09.30

海外ベースで活動する奇想天外な写真家、HIRO TANAKAの個展「Chicharrón」が開催

EYESCREAM編集部
EYESCREAM編集部

アメリカやイタリアから写真集を出版するなど海外ベースで活動する写真家、田中ヒロの個展「Chicharrón」が神宮前HARUKAITOで10月1日より開催される。

キャリアのきっかけは、スーパーの福引で当選した海外行きのチケットを手にしたこと。そこから紆余曲折しながらもアメリカにたどり着き、現地のバンドマンと意気投合してアメリカツアーに一緒に同行することとなり、そのうちバンドマンのひとりが田中に「ただついて来ているだけじゃもったいないからカメラで写真でも撮っていれば?」とカメラを渡したのがはじまりとなった。そこから写真の世界に足を踏み入れ、写真の歴史も写真という表現も何も知らない状態だったのにも関わらず、Robert FrankやLee Friedlandeなどといったアメリカ写真界において重要な人物を彷彿とさせる写真を撮れてしまっていたというから驚きだ。

その後、“ダミーブック”という、仮で自分の写真集を手作りしたもので競い合う大会が世界各国で開催されているのを知り参加しはじめると、フランスの「アルル国際フォトフェスティバル」のダミーブックアワードで受賞。そのダミーブックはイタリアの出版社から刊行された、というなんとも奇想天外な経歴を持つ写真家だ。

本人は飄々とした人柄ながらも、その写真は熱量ハンパなく、ポジティブなエネルギーが押し寄せてくる。それらを全身で浴びられるような個展となりそうだ。

INFORMATION

HIRO TANAKA 「Chicharrón」

会期:2021年10月1日(金) – 10月24日(日)
開廊:木〜日13:00-19:00
会場:HARUKAITO(東京都渋谷区神宮前6-12-9 BLOCK HOUSE 2F)
企画:BLOCK HOUSE+island JAPAN+アホウキ芸術協会
www.islandjapan.com
www.blockhouse.jp

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