東京・恵比寿に新しくオープンするギャラリーKICHIのこけら落とし展として、シャルル・ムンカの東京初となる展示『GHOST LINKS』が2月1日より開催される。

シャルル・ムンカはフランス南部のリヨン生まれ。香港、上海、東京を経て、現在は佐渡を拠点に活動している。10代の頃に日本のアニメーションやアジア映画を観て育った彼は、表現主義や抽象主義に関連する一連のヨーロッパ・アメリカの伝統の奔放なタッチを伝えると同時に、アジアの大都市文化との対話を続けている。

本展では、Japan Artisan Foundationにより漆芸家の桐本滉平と出会い制作された『GHOST LINKS』シリーズを発表。輪島塗の工程や技からインスピレーションを受けたペインティング作品8点と、海岸で拾得された浮標を素材とし、ムンカと桐本によって実際の輪島塗で制作された立体作品2点の計10点で構成される。

Nakatani house installation View “Acheron”

Nakatani house installation View “Float lI” and “Nostos Algos”

“Float I”
2021
Urushi lacquer and gold powder on compression molded polyvinyl chloride
16 × 12 cm

“Float lI”
2021
Urushi lacquer on compression molded polyvinyl chloride
16 × 12 cm

Muddy Banks