ART 2023.11.29

ジュリアン・クリンスウィックスの個展“Solo Tumult”が12月1日から大阪のRISE ABOVE GALLERYで開催

EYESCREAM編集部
EYESCREAM編集部

渋谷パルコ MARC JACOBS EVENT SPACEで展示開催し、大盛況のうちに幕を閉じたジュリアン・クリンスウィックス(Julian Klincewicz)個展『Solo Tumult』が12月1日より12月10日(日)まで、大阪・RISE ABOVE GALLERYにて、巡回展を開催する。

会場にはオアフ島にある世界有数のサーフスポット、ワイメア湾をイメージしたフォトスポットも作られるそうだ。


ジュアリアンは2015年、ロシアのファッションブランドGosha Rubchinskiyのビデオを撮影したのを皮切りに、ビヨンセやカニエ・ウェスト、ジェイ・Z、ヴァージル・アブロー、スティーヴ・レイシーをはじめとしたトップクリエイター、あるいはLouis VuittonやMiu Miu、Marc Jacobsなどのブランドと数々の協働を重ねてきた。
MVやファッションキャンペーンといったコマーシャルな分野で特異な地位を確立する一方、短篇映画の監督や実験的なドキュメンタリーの制作、ときには作曲までこなしてしまうのも特徴だ。
2018〜2019年にはグラミー賞を受賞したドキュメンタリー『Homecoming』でビヨンセやParkwood Entertainmentと協働し、活動止からコーチェラのヘッドライナーを務めるまでのビヨンセの姿を映像作家/映像編集者/ミュージシャンとして表現した。2022年にはストリートとポピュラーカルチャーにおいて最も影響力のある人物リスト「Hypebeast100」にも選出。

最新作『Solo Tumult』は広告撮影のために訪れたオアフ島にある世界有数のサーフスポット、ワイメア湾で偶然その年最大のビッグウェーブの到来を目撃し夢中で撮影したもの。自然と人間、静寂と動感、精神と身体。そうした相反する要素を捉えており、混沌のなかで調和を探そうとする人間の姿が寓話的に現れている。それは、めまぐるしい速度で回るコマーシャル空間における作家自身のステータスを示唆するものであると同時に、慌ただしい現代に暮らす我々の肖像でもある。

本店開催に合わせて作品集『Solo Tumult』も刊行、販売される。
ポップな表象のなかに重層的なメタファーを忍ばせるジュリアン・クリンスウィックスの世界を堪能していただきたい。

INFORMATION

ジュリアン・クリンスウィックス個展「Solo Tumult」

2023 年12月1日(金)~ 12月10日(日)、5日(火)定休日
RISE ABOVE GALLERY
大阪市中央区谷町4-2-2 3F
入場料無料

書名:Solo Tumult
著者:Julian Klincewicz
価格:5,800円(税抜)
発売:2023年12月1日予定
仕様:ハードカバー(コットンキャンバス) / 21.0cm x 15.2cm / 100ページ / フルカラー

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