東京・神保町に、“アートに存在しうる新しさとは何かを問い、模索し、提案をする実践空間”を標榜するギャラリー「New Gallery」が新たにオープン。こけら落とし展として、アーティスト・ninaによる初個展「AfterBirth」が3月14日より開催される。

ninaは、アニメーション表現を軸に、音楽、アパレル、出版などさまざまなフィールドで作品を手掛けるアーティスト。YOASOBI「夜に駆ける」、Ado「私は最強 (ウタ from ONE PIECE FILM RED)」、山下達郎「さよなら夏の日」などのMVをはじめ、ラグジュアリーブランドCOACHの限定インスタレーションを手掛けるなど、多方面から注目を集めている。

2023年11月に「藍にいな」から「nina」へと改名、新たな名で迎える初個展「AfterBirth」は、油彩を用いた平面作品やドローイングをはじめ、立体作品やディスプレイ作品など、複数のメディアを用いた表現手法にトライ。ディスプレイを介したデジタルのコミュニケーションが全盛となった現代社会で失われつつある生々しい身体性をテーマに、これまで描き続けてきた人間像の内面＝本能、ありのままの姿をあらわにする完全新作の作品群が発表される。展示ディレクションは日本橋馬喰町のギャラリーCON_が手がける。

これまでの漫画、アニメーション、イラストレーションといった活動の枠組みでは捉えきれない、美術家としてのninaの現在を感じられる展示となる。

nina