INFORMATION
アイネ写真展 『記憶旅行』
2018年3月24日(土)〜4 月8日(日)
会場:C7C(愛知県名古屋市千種区千種2-13-21 2F)
第二十六回文学フリマ東京
会期:2018年5月6日(日)
時間:11:00~17:00
会場:東京流通センター 第二展示場(東京都大田区平和島6-1-1)
※『アイネ』として出展
クリエイティブに携わる人々に、お気に入りのZINEをレコメンドしてもらう連載シリーズ『ZINEspiration』。
昭和の香り漂うキッチュなラブホテルの写真や、文章で構成された雑誌『アイネ』を主催する篠宮由香利が、大切にしているZINEを紹介してくれた。
「写真雑誌」「寫眞文藝誌」をコンセプトにした2種類の『アイネ』を草薙しおり、ライターの坂崎麻結、デザインの大西萌とともに制作している篠宮由香利。彼女が写真を始めたきっかけには、写真好きな父の影響があった。
「お父さんから学生の頃に一眼レフをもらって。使い方が全然わからないから、家でおじいちゃんを撮ってみたり、とにかく適当に撮りまくっていたんです。アメアパ(American Apparel)で働いていたときに、周りに写真を撮ってる人が多くて、そこでカメラはどういうものがいいか教えてもらったり。それから友達とユニットを始めてZINEを作ったり、セルフポートレートを撮り始めて発表するようになったんです」
『アイネ』の昭和的なテイストの通り、彼女の制作のインスピレーション源になっているのは、古い映画や建物など、どこかノスタルジーを感じるようなもの。
「特に影響を受けてるのは映画ですね。古い映画が好きで、新しい『寫眞文藝誌アイネ』でも『家族ゲーム』(1983年/森田芳光監督)について書いていたり。ジュリー(沢田研二)も大好きなんです。あとは、伊豆が好き。伊豆にバブルの頃に作られて、もう閉館しちゃった美術館があるんですけど、まだ営業していたときに行ったらすごくよくて。そういうものを見るとインスピレーションが湧きます。(『アイネ』に載せているような)ラブホテルもめちゃくちゃかわいいし、そういうものを見つけると伝えたくなるんです」
自身の視点で発見した素敵なものを伝えていきたいという、混じりけのない気持ちを原動力にしながら、制作を続ける篠宮由香利。最後に、今後の『アイネ』と彼女の目標を教えてもらった。
「3月に名古屋のC7Cというギャラリーで『アイネ』の展示をやることになったから、今はそれに向けて頑張っているところ。ラブホテルのシリーズや、伊豆の旅行で撮りためた写真、それと今度、千葉の房総に行って新しく撮りおろす予定の写真とかを展示しようとしています。今後はふたつの『アイネ』も、もうちょっとコンスタントに作れたらいいなと。あとは『アイネ』もやりつつ、自分のZINEも作りたくて。『アイネ』は何ヶ月もかけて作り上げるから、もっとプライベートな感じで、その瞬間の気持ちをまとめたものを作れたらいいな」
INFORMATION
2018年3月24日(土)〜4 月8日(日)
会場:C7C(愛知県名古屋市千種区千種2-13-21 2F)
第二十六回文学フリマ東京
会期:2018年5月6日(日)
時間:11:00~17:00
会場:東京流通センター 第二展示場(東京都大田区平和島6-1-1)
※『アイネ』として出展