アポリナリア・ブロッシュと山中雪乃による2人展「Altergaze｜影像」がCON_にて開催。まなざしが偏在する、そのあいだで移り変わるものを肯定する

アポリナリア・ブロッシュと山中雪乃による2人展「Altergaze｜影像」が9月20日より馬喰町CON_において開催される。

アポリナリア・ブロッシュは、フランスとロシアにルーツを持ち、個人的なものと政治的なもの、脆弱さと剛健さ、空想と現実など相反する概念を混成させた立体作品を制作するアーティスト。山中雪乃は東京と神奈川を拠点として、自己から逸脱する存在を捉え、その非人間的な輪郭や影、身振りを描くアーティストだ。

この2人は本展で、まなざしが偏在する、そのあいだで移り変わるものを肯定する。アポリナリア・ブロッシュは、イタリア・ピエトラサンタとモスクワ、そして滞在制作を行なった山梨での交流から得た陶芸・釉薬技術などを取り入れたブロンズとセラミックの新作、山中雪乃は”視点”をテーマとしたポートレートと立体物をモチーフとした新作ペインティングを発表。

異なる文化にいながら同時代性を共有する2人の、形のあるものとないもの、人間と幽霊、歴史と気配といったそれぞれのモチーフや表現形式の相互作用を期待したい。