アメリカ・カリフォルニア州を拠点に活動する世界的彫刻家、 マシュー・モナハンと、タトゥーアーティスト、DJ、グラフィックデザイナーと幅広く活動する若手作家、 黒瀧藍玖の2人による展覧会「Reverb Time 60」が、東京・日本橋のSOM GALLERYにて開催される。

マシュー・モナハンは1972年アメリカ生まれ。現在はロサンゼルスを拠点に活動中で、ミクストメディアを巧みに駆使し、工作用紙やファウンド・オブジェなどの異素材を取り入れながら、得体の知れない不思議さを帯びた彫刻作品を制作している。

一方、黒瀧藍玖は2000年神奈川県生まれ、東京を拠点に活動中。経糸と緯糸の組み合わせを用いた立体作品を制作しており、中でも、鉄の空箱に無数の経糸と緯糸を組み合わせ、その中に人間を配置した「Human」シリーズは、彼の代表作となっている。

本展は、異なる世代、異なる文化背景を持つ2人のアーティストの制作的実践を通じて、現代における彫刻のメディウムの再定義と、制度・記憶・知覚に対する批判的思考の可能性を提示しようというもの。

8月16日（土）にはオープニングパーティーが開催される。当日は作家両名が在廊する予定なので、この機会をお見逃しなく。