ドローイング、ペインティング、彫刻、インスタレーション、パフォーマンスで表現するニューヨーク在住のアーティスト、B.トム スティーヴンソンの個展「American Landscapes」が1月18日から幡ヶ谷gallery communeで開催される。
主にフライヤー、DIYカルチャー、カルトホラー映画、ヴィンテージキルト、石の彫刻など、ニッチながらどこにでもある要素からサンプリングし、リワークを経て新たなイメージへと昇華させた作品を発表している、B.トム スティーヴンソン。近年ではジュンヤ ワタナベ・コム デ ギャルソンやBRAIN DEAD、Silent Sound、STANCE、THE GOOD COMPANYなどのブランドにビジュアルを提供、エルメス ラスベガス店のショーウインドウも手がけるほか、これまでにニューヨークのMoMAを始め、各国で展示を開催している。
今回展示される『American Landscapes』シリーズは、B.トム スティーヴンソンが、車社会のアメリカでは当たり前の風景の一部となっているバンパーステッカーに込められた最大3行のメッセージが、時間や場所を越えてハイウェイを疾走する光景に惹かれたことをきっかけに制作された。さらに、バンパーステッカーの横長の形状が、通常縦方向である自身の制作サイクルからの脱却にもなりうる点にも着目し、新たなチャレンジと位置付けている。
同展ではバンパーステッカーから着想を得た作品に加え、昨年発表したアートブック”POSTER DRAWINGS”に収録された作品、あわせて約50点が発表。会場では展示作品はもちろん、communeとの新作コラボレーションアイテムも販売予定となっている。
また、渋谷の街に点在する街頭ビジョン9台を舞台としたプロジェクト「NEO SHIBUYA TV」にて1月12日から1月25日の間、同展のトレイラームービーが放映。コラボレーション企画として、実際にトレイラーが放映されているモニターを撮影し、B. Thom Stevenson(@bthomstevenson)とcommune(@ccommunee)、そしてNEO SHIBUYA TV(@neoshibuyatv)の3者のInstagramアカウントをタグ付けして映像をフィード投稿、もしくはストーリー投稿をすると、展示会場で特製バンパーステッカーがプレゼントされるとのこと。こちらも合わせてチェックしてみてほしい。
INFORMATION
B.トム スティーヴンソン展
「American Landscapes」
2019年1月18日(金) ‒ 2月11日(月・祝)
・オープニングレセプション
1月18日(金)19:00 ‒ 21:00
gallery commune
東京都渋谷区西原1-18-7